ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

朝日新聞紙の見出し「自動運転 とても楽で 少しだけ眠気」を拝読しました

2015年10月30日 | 日記
 2015年10月29日に発行された朝日新聞紙の朝刊二面に掲載された見出し「クルマ、進化と回帰 東京モーターショー、あす開幕」を拝読しました。

 第44回東京モーターショー(会場は東京都江東区の東京ビッグサイト)では、報道向けの内覧会が10月28日に開かれ、今回の展示品の目玉は、ハンドルを「握らない」状態でも走る自動運転車だと伝えます。自動運転車は、数年後にも実用化されるもようだと続けます。
 
 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでも、見出し「クルマ、楽しさと安全全面に 東京モーターショー開幕へ」と報じています。



 この第44回東京モーターショーで公開された自動運転車には、当然関心があるのですが、この記事の感想を述べる前に、2015年10月28日に発行された朝日新聞紙の朝刊中面に掲載された見出し「自動運転 とても楽で 少しだけ眠気」という記事が気になっています。

 ホンダ(本田技研工業)が新聞記者などの報道陣向けに、自動運転車の試乗会を開催したという記事です。

 この記事も、朝日新聞 DIGTALでも、見出し「ホンダの『自動運転車』に試乗 ペダル操作不要で眠気も」と報じています。



 ホンダの開発子会社が栃木県に持つテストコースで、乗用車「レジェンド」の自動運転車の試乗会が開かれました。

 記者が運転席に座って、アクセルを踏んで出発すると、助手席に座るホンダの方が「ハンドル(ステアリングホィール)のスイッチを親指で上げて」と指示され、約1キロメートルを走行します。その走行時には、アクセルもブレーキも踏むことなく、何もすることはなかったそうです。

 走行中は「ハンドルを軽く握り続ける」ように指示されます。カーブする道では、ハンドルが勝手に動き、隣のレーンから他の車が割り込んでくると、自動的に減速し、スペースを空けて、割り込んできた車を迎え入れたそうです。

 問題は、走行中はやることがなく、ハンドルから少し、手を放しかけると、助手席の方が「この技術は運転者の支援技術なので、ハンドルは常に握っていて」と注意されます。なにもやることがなく、少し眠気を感じたそうです。この辺が、ある意味、微妙な問題です。技術面では、数年後に実用化できるとの説明を受けます。

 10月上旬に発行された日本経済新聞紙にも、トヨタ自動車が東京都の首都高速道路で実施した自動運転車の試乗報告の記事が掲載されています。日本の大手自動車メーカーは、報道陣向けの自動運転車の試乗会を何回か開催しているようです。

 自動運転技術の詳細は分からないのですが、可能ならば、まず高速道路を含む道路での逆走防止を実現してほしいです。また、比較的高齢者に多いのですが、道路の真ん中を走る運転者を見かけます。自分の車の車幅感がなく、助手席側の道幅との距離感がなく、対向車がいても、道の真ん中を、センターラインがあれば、はみ出して走る方が時々、います。こうした自分の車の車幅感がない方の運転支援技術を実現してほしいです。

 10月28日午後に宮崎市のJR宮崎駅前で、認知症と推定される高齢者が歩道を暴走した事件を考えると、こうした場合に、自動車を停止させる運転支援技術の方を実用化してほしいと、勝手に思っています。