ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

北八ヶ岳の北横岳直下の「坪庭」から、南・中央・北アルプスの山々が見えました

2011年09月25日 | 旅行
 長野県茅野市などにまたがる“北八ヶ岳”と呼ばれる地域にある、北横岳直下の「坪庭」から、日本の中部にある代表的な山々が展望できました。

 標高2480メートルの北横岳の直下に広がる「坪庭」と呼ばれる溶岩台地からは、日本を代表する南アルプスの北側、中央アルプスの南西側、北アルプスの東側の山々を見ることができます。当然、南八ヶ岳の山々も見ることができます。

 坪庭のすぐ目の前に縞枯山(標高2403メートル)を仰ぎ見ることができます。北横岳の東側に位置します。この縞枯山の山肌は、針葉樹が帯状に立ち枯れる“縞枯れ現象”が起きています。



 この“縞枯れ現象”が起こる原因はまだ分からないとのことです。

 標高が2240メートルぐらいある坪庭入り口の、ピラタス蓼科ロープウェイの山麓駅近くからは、180度ぐらいのパノラマが展望できました。パンフレットに掲載された山々の形との照らし合わせから、展望できる山々の名前を推測しました。

 南アルプスの山々は、中央部左の峰が北岳、真ん中が甲斐駒ヶ岳、左側の少し広がった峰々が仙丈岳のようです。



 南アルプスの山々の山頂部分は晴れているようです。この部分の青空がきれいです。

 中央アルプスの山々は左側の峰々が空木岳、右側の峰々が木曽駒ヶ岳・宝剣岳のようです(記憶と写真画像が微妙に一致しないので)。



 北アルプスは独特の峰の形の槍ケ岳が見え、その左側に穂高連山の山々が見えます。その背景には、視界がいい時は白山も見えるそうです。日本の中央部分は山国であると、改めて思いました。

 ピラタス蓼科ロープウェイで降りてくる途中では、独特の溶岩ド-ムが目につく蓼科山や、霧ヶ峰の中央にそびえる車山を見ることができました。



 車山の山頂にある気象庁の車山気象観測レーダー観測所がよく見えます。その背後には美ヶ原も見えました。霧ヶ峰高原から美ヶ原高原までの山々も、日本を代表する山岳風景だと改めて思いました。

長野県茅野市郊外にある北横岳の山頂近くの“坪庭”を散策しました

2011年09月24日 | 旅行
 長野県茅野市などにまたがる北八ヶ岳の北側に北横岳はそびえています。その北横岳の山頂近くに、“坪庭”と呼ばれる溶岩や低木などが混在する、独特の景観が広がっています。9月24日は、よく晴れた青空が坪庭の上空に広がりました。

 標高2480メートルの北横岳の山頂が間近に望める、標高約2240メートルの“坪庭”と呼ばれる溶岩台地は独特の景観を見せます。



 その坪庭には、「ピラタス蓼科ロープウェイ」に乗ると、簡単に登れます。この100人乗りの大型ロープウェイは、眼下に見えるダケカンバの森の上の急斜面をどんどん上ります。



 ピラタス蓼科ロープウェイは、標高1771メートルの山麓駅から、標高2237メートルの山頂駅まで、約7分で上がります。



 山頂駅を降りると、目の前には溶岩がごつごつと並び、その間に針葉樹の背丈数メートルの低木がなんとか立ち、コケモモやハクサンシャクナゲの低木が這うように広がり、その間にコイワカガミなどの高山植物がへばりついています。当然、花は咲き終わり、葉は紅葉の準備中です。

 北横岳の山頂の下に、面積33万平方メートルの溶岩台地を中心とした坪庭が広がります。坪庭に設けられた遊歩道をトレッキングの方々は歩いていきます。約1キロメートルの行程を約30分で一周します。



 コケモモは現在、赤い実をつけています。同じように、クロマメノ木は黒い実を付けています。



 坪庭の中に生えている針葉樹の低木近くで、野鳥が時々さえずります。目をこらしたのですが、残念ながら、その姿は確認できませんでした。ギャアギャアとうるさく鳴くホシガラスが1羽飛んで行くのをなんとか観察しました。

佐久市の荒船高原は、一面コスモスの花々のお花畑になりました

2011年09月23日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、例年通りに一面にコスモスの花が咲き乱れる、“コスモスの丘”になりました。「大コスモス園」と名付けてあります。

 約1週間前から、佐久荒船高原では、コスモスの花がたくさん咲き始めましたが、ここ1週間で、コスモスの背丈がさらに伸び、その先に花が多数咲くようになっています。





 早朝の方が太陽の光の当たる角度がいいのか、あるいは少し霧が出るのがいいのか、アマチュアカメラマンの方は、早朝から一面のコスモス畑に来て撮影しています。

 午前9時を過ぎると、コスモス見物の方が大勢来て、コスモス畑の中を散策しています。この混雑は、夕方まで続きます。

 国道254号が内山峠を下って、佐久市の市街地に入る手前には、有名な「コスモス街道」ができています。コスモスの花が沿道沿いに約9キロメートル咲いているゾーンです。ここは有名な観光地になっています。地元のボランティアの方がコスモスを育てているそうです。

 一方、佐久荒船高原の大コスモス園の近くでは、名前が分からないキノコが出ています。



 時々、キノコを採る方がいます。佐久荒船高原の森陰などの別の場所では、地元の方々は食べられる美味しいキノコを見分けて、採取しています。それぞれの方が秘密の場所を確保していて、毎年同じ所で採取しているそうです。

 標高約1100メートルの佐久荒船高原は、9月下旬になると当然のように秋を迎えます。

大学見本市「イノベーション・ジャパン2011」が東京都千代田区で開催しました

2011年09月22日 | イノベーション
 2011年9月21日から2日間にわたって、大学見本市「イノベーション・ジャパン2011」が東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催されました。大学などでの研究成果の中で、製品やサービスなどに実用化できそうなシーズを紹介し、技術移転を進めるきっかけを増やすのが目的です。

 各大学の教員の方々は、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなど学術的にレベルの高い研究成果をパネル展示しています。学術的にレベルが高いものは、画像ではなかなか説明が難しいので、見た目に分かりやすい展示をご紹介します。

 名古屋工業大学大学院の石野洋二郎教授の研究グループは「人間搭乗巨大二足歩行ロボット」(全高2.5メートル)を展示しました。



 「ジグザグ平面ローラーによって、乗った人間の重心移動だけで歩行できる」そうです。

 この二足歩行ロボットは、見た目に分かりやすいので、多くの参加者が足を止めて、実技を見ています。



 中央大学の國井康晴准教授の研究グループは「不整地移動型遠隔情報システム」を展示しました。



 研究テーマだけでは何に使えるのかよく分からないのですが、月の地表などを探査するロボットシステムの情報系の研究成果だそうです。遠隔操縦によって無人環境を進み、ロボットアームや可動ジンバル(首)に搭載したセンサーによって直接・間接的に環境計測作業を行うロボットのハードウエアとソフトウエアだそうです。独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発中だそうです。

 北九州工業高等専門学校の久地井茂准教授の研究グループは「ロボット制御技術を活用した医療向け安全システム」を展示しました。



 医療現場では使用するために出された注射薬の中で,実際には使われなかった未使用のものは回収されて再利用されます。この注射薬の使用・未使用の仕分けは、現在、医療従事者が手作業で行っているために、多大な労力がかかりヒューマンエラーの危険性を伴うそうです。この注射薬の使用・未使用の仕分けを自動で取り揃える「注射薬自動払出装置」が展示されました。画像処理技術を応用し、ロボットが未使用の返品薬を自動仕分けする装置です。

 各大学などの教員の方は従来の学術的な研究成果発表の域を超えていない展示内容が多く、その研究成果がどんな製品やサービスの実用化に役立つのかが分かりにくい表現が多かったのが残念です。

 大学教員自身が他人に分かりやすく説明する「科学技術コミュニケーション」能力を高める必要があると感じました。

群馬県富岡市郊外の棚田で、ヒガンバナの花が咲き始めました

2011年09月21日 | 季節の移ろい
 群馬県富岡市郊外の妙義山山麓にある棚田では畔にヒガンバナの花が咲き始めました。2011年8月31日付けの本ブログで、実って黄色みがかった稲穂が垂れているとご紹介した棚田でのことです。

 棚田の畔の緑色の中に、深紅のヒガンバナの花が咲き始めました。





 深紅色と緑色の組み合わせは補色の色合いです。



 ヒガンバナは茎が急にどんどん伸びて開花するようです。数日前に、この棚田の近くを通った時はヒガンバナの花は咲いていませんでした。蕾も出ていなかったと思います。

 棚田の畔沿いに、ある種の仕切り線のように、ヒガンバナの深紅の花が並んでいます。その名の通りに、お彼岸の日が近づいたことを伝えています。

 田圃に実った稲穂は“黄金”の色です。稲穂が実ってからも、すぐには刈り取らず、十分に実らせているようです。

 妙義山の中腹では、紅葉の準備を始めていると思います。

 

 妙義山山麓近くにある棚田でのヒガンバナの開花は、山里に実りの秋を迎えていることを伝えています。