新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月25日 その2 IOCのバッハ会長が延期を決断された

2020-03-25 16:10:26 | コラム
バッハ会長は安倍総理に押させて延期を決意:

私は先ほど諸賢にはお馴染みかも知れない往年の同僚L氏宛に我が国と私自身の近況を知らせるE-mailに「バッハ会長は incompetent で indecisiveだ」と後難を恐れずに酷評した。だが、バッハ会長はトランプ大統領が予告されたように安倍総理の力と助言を借りて、漸く2020東京オリンピック・パラリンピックの延期の決断が出来たのだった。英語では酷評しているが、私はヨーロッパの人たちの方がアメリカ人たちのように二進法的に二者択一の決断はしないようなので、バッハ会長は今日に至るまで懊悩呻吟し、二択の問題の結論を出すことを逡巡していたと見るから言うのだ。

それは、確かに専門家やマスコミの連中が指摘するように、今回の決断は「中止しようが延期しようが、待っている状況は地獄だとまでは言えないが、容易に乗り切ることを許さない難問や難関が山積しているだけではなく、所謂高いハードルが何十本も行く手を遮っているのだ。バッハ会長もその極端に難しい状態を招くことくらいは予測しておられたのだろうが、何処の誰がどのように問題を解決するのかと考える時に、恐らく夜も寝られなかったとしても不思議ではないだろう。

私が「それらの難関や難問の詳細はマスコミと専門家にお任せするが、御用とお急ぎでなければ、如何なるものかと列挙されるのも一興だろう」などと言えば不遜だと叱られそうで怖いほど無数にあるのだろと思う。

専門家は「安倍総理が来年の夏前までとある程度含みを残す延期の期間を言われたのが、かなり微妙な点だ」と言っていたのは、「4月か5月開催もあり得るという含みが残されている」との解釈が成り立つのだそうだからだ。何れにせよ、これから先にIOCと我が国の双方で為すべきことは、縺れに縺れた何十本もの糸を可能な限り慎重且つ素早く、誰にも迷惑がかからないように解していくことだろう。一寸考えて見ただけでも、気が遠くなるような複雑怪奇な作業だろう。しかも、関係する全ての外国まで絡んでくるのではないか。あらゆる世界の競技団体とも摺り合わせは必要だろう。

私には何処の何方に向かって「一所懸命にやって下さい。頑張って下さい」と言えば良いのか見当も付かない。その他にもWHOなのか何処のどの組織が担当する事案なのか見当も付かないが、新型コロナウイスルを可及的速やかに制圧しておかねばならないのだ。少なくとも、テドロス事務局長にはお任せできないだろうが、もしかして彼は「中国には見事に制圧した実績があるので云々」などと言い出すかも知れないと不安になる。



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