新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

ワクチン接種の予約は

2021-05-05 08:20:18 | コラム
最初の試みで失敗したら諦めろ:

明6日の午前10時からここ新宿区で75歳以上の予約受付が開始される。手段は電話、PC、スマートフォンでと、区の広報が知らせてくれた。既に複数の知人から「繋がらなかった」と聞いた話を二男にしたら「電話だろうと何だろうと、指定された時刻に挑戦して駄目だったら、そこで諦めて次の機会を待つ方が得策だろう」と言われた。そう断定する根拠を訊くと「その時に一家全員どころか親戚全員を使ってまで試みる者たちの数が区役所の予定数を超えて狙うだろうから、間違いなく瞬間的に満杯になるだろ」と言う。即ち、その後に1日中何回電話をしても無駄だろうと言うのだ。

それかあらぬか、昨日の午前中に横浜市の例が報道されていた。それは「受付開始後45分で受付を停止せざるを得ないほどの数だった200万件が殺到したからで、サーバーは100万件の受付可能と設定されていた」だった。そこで、試算してみると「横浜市の人口は約350万人。その25%が65歳以上の高齢者だと仮定して約90万人。そこに、200万件が殺到したので、停止せざる得なかったのは当然だったようだ。市当局はそこで次回の受付可能数を600万だったかに設定して対応する予定」というものだった。即ち、ほぼ全員が複数で狙った事だったようだ。

一方、ここ新宿区の人口は34万人であるから、75歳以上の高齢者は推定8~9万人だとしたら20万件近くが接続に挑戦するだろうと考えられる。区役所の接種予定数というか、受付可能なワクチンの数がどれほど確保されているかは知らないが、矢張り二男が言うように10時に家内と2人分の受付を希望的観測で試みで駄目だったら諦めて、次回に指定されている今月の13日に再度挑戦する事になるだろうと、もう既に弱気になっている。

報道によれば、菅首相のファイザーのブーラCEOとの電話会談では、口約束だけで契約には至っていなかったとかだし、Modernaのワクチンの承認は21日頃とかだ。この状態では多くの人々が予約の確保で苦戦してるのは、どう考えても責任は菅内閣と厚生労働省にあるとしか思えない。その時にあって、ファイザーは増収・増益だとか。これぞ、私の造語である典型的な「プロデューサーズ・マーケット」ではないか。その製造会社に電話会談で増量を依頼しても「はい、そうですか。宜しゅう御座います」と、コミット(カタカナ語ではない。正統な英語だ)してくれるだろうか。



コメントを投稿