新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月5日 その2 2021年4月の新宿区の人口

2021-05-05 10:57:14 | コラム
21年4月の新宿区の人口は外国人が対前月比△3.7%の大幅減だった:

新宿区の人口は3月の620人の減少に続いて320人の減少で、344,577人となっていた。中でも目立ったのが、外国人の1,403人という大幅な減少で36,354人となっていた現象だった。その結果で全体に占める比率も10.6%と、3月の10.9%と2月の11.0%から続落していた。日本人は1,101人と大き増加して308,223人となっていたのは、正直に言ってやや意外だった。と言うのも、ここ百人町/大久保界隈に住んでいる感覚では、日本人の増加は兎も角として、外国人がこれほど減少しているとは俄に信じ難いのだ。

現時点ではラマダンの期間中なのでイスラム横丁を通過しても、それほどイスラム教徒が活発に動いていない。だが、白人を除いたその他の外国人たちは、相変わらず数多く見かけるのだ。本日で終わるのだろうゴールデンウィークの期間中には、滅多に見かけない(妙な表現だが)アフリカ系アフリカ人の集団を何度も見かけたのだった。その中でも女性たちはヒジャーブ(スカーフ)を着けていないのでイスラム教徒ではないのかと思わせるが、それならばこの街に何用あって訪れるのかと尋ねたくなる。

白人を見かけるのは極めて希であるが、英語を話している者など皆無と言って誤りではあるまい。多くの日本語学校は授業を開始したようで、正午過ぎになると多くの若者が新大久保駅に向かって群を為して歩いて行くのを見かける。そこで聞こえてくる言語は、私には北京語に聞こえるのだが、彼らは何処で暮らしてどのようにして学費や生活費を捻出しているのかと、不思議に思えてならない。乳幼児を連れて旅行者風ではないアジア系の人たちが、家族で歩いているのを屡々見かけるのも不思議だ。彼らがこの界隈で働ける場所など無いとしか思えないのだから。

ここ新宿区ではCOVID-19の感染者数は、相変わらず人口が多い世田谷区に次いで通計7,853人で、2位の座を確保している状態だ。これは4月の人口で割ってみれば2.8%となって、区民100人中の3人近くが感染していた事になる。アメリカでは約3,250万人の感染者が出ているが、その人種別の比率は発表されていない。私が関心がある点は新宿区における外国人の感染者数である。正直に言えば、彼らに我々ほどの衛生観念が備わっているかと危惧しているのだ。彼らはケバブ屋やアラブ料理屋の前に群がって路上食いをしているのだ。怖いなと思ってしまう。

これは山手線の外側の風景だが、内側の大久保通りの通称 Koreatownに行けば景色は一変する。脳天気な若い女子たちで歩道は大混雑なのだ。彼らの路上食いの汚らしさはを見れば、イスラム横町の連中を非難出来ないなと、嘆かわしい思いに囚われてしまう。若き女性たち向けの韓国料理屋には大袈裟に言えば長蛇の列が出来ているし、化粧品店も繁盛している。この風景は俗称「イケメン通り」でも同様である。

このように老若男女が過剰に出歩いている現象は、この街では常態化している。最早私などが本当に緊急の用事がある時にだけ出向いていく、新宿区西口でも高田馬場駅周辺にしても同じ事だ。この有様では、感染者の数が毎日のように前週の同じ日を超えている現象が起きるのも、当然だろうとしか思えない。菅内閣が何度も緊急事態宣言を発出しても、事態が改善されるのかと疑いたくなる。

菅首相は緊急事態の解除の時期で悩んでおられるようだが、事態はそんなに簡単な事ではないように思えてならない。恐らく実現するとこはないだろうが、是非とも一度口先の演技だけの小池都知事辺りを伴って新宿区他の惨状を視察されて、都市封鎖辺りにまで踏み切らねばならないのかも知れないような現実をとくと見極めて頂きたいのだ。私は政治だけに現状の責任を追って頂こうとは考えていない。無自覚に「ストレス」だの何のと戯言を言っては、夜の街を彷徨く輩にも真摯に反省させるべきだと言いたいのだ。

人工の話から逸れてしまったが、私はこの街の現状を嘆き、且つ怒っているのだ。

参考資料:新宿区「広報」21年5月5日号


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