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ロシア語インターネットの検閲の噂は事実無根

2011-05-04 | ラジオ
ロシア議会下院国家会議情報政策・通信委員会委員長は、ネットサイトをメディアとして登録することは完全に自発的な行為であるとの声明を表した。
この声明が出されたのは偶然のことではない。

2月(電波が弱く受信不能)
この春、ノーヴァヤ・ガゼータ紙のサイトが大規模なサイバー攻撃を受ける事件が起きた後、ネットサイトの国家統制の話題が、人権擁護家の間で盛んに上るようになった。
ところがこうした人権擁護家らの危惧は根拠に欠けるものだ。それは第一にネットサイトをメディアとして登録する法案は策定段階にあること、第二に隠れた脅威があるのではないかという疑いを取り除くため、議会で行われている法案修正は一般に公開されているからだ。

人権擁護家の疑いとは異なり、ロシア語インターネット界の有名な活動家らは、この法案には言論の自由を侵すものは何もないとの見方を表している。
ITの専門家でメディアマネージャーのゾネナシヴィリ氏は、ロシアの声からのインタビューに答え、メディアとしてネットサイトに登録することで、より多種多様なニュースソース、報道材料の引用が可能となり、それをリライトすることができるようになるとして、これを評価した。
ゾネナシヴィリ氏によると、ネットサイトにメディアとなるかどうかの選択権を与えるというのはポジティブな傾向であり、取り沙汰されているロシア語インターネットの検閲問題は根も葉もない噂であるとし、次のように発言した。

「インターネットが統制を受けるのではないかと、事あるごとに懸念する声があがるが、統制することなど実際は不可能だ。中国が行ったスキームでさえ、ロシアでの実施は現実味が薄い。
何故ならばロシア国民はこの点、統制を上手く潜り抜ける道を見つけ出すことにかけては十分に長けているからだ。政権がインターネットの自由を規制しようとすれば、多大な努力を払い、莫大な財源を投じざるを得ない。それよりも、こんなことをしても全く意味をなさず、事実上不可能であることは明白である」
ゾネナシヴィリ氏は、このように発言している。

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今回のように受信状態が悪いときには、特に今回の女性アナウンサーの喋りだと非常に聴きづらい

アラブ諸国の情報統制―インターネット・コントロールの政治学
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4月30日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

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