1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

レバノンの政治危機の打開に建設的な可能性を持つロシア

2007-11-30 | ラジオ
現在モスクワではレバノンの反シリア派の有力指導者ハリリ氏が、国内分裂の
危機性をも孕んだ、レバノンの危機的状況と、その打開法に付いて話し合いを
行なっている。
ハリリ氏のモスクワ訪問は、レバノンの新大統領選挙を前に行なわれたもので
このことはレバノンが、今回の問題解決に向けてロシアが建設的な貢献を行な
う力を持っていると考えていることを物語っている。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
現在のレバノンでの危機は、1970年代から80年代にかけての、激しい内戦に端
を発している。AX
しかし内戦の後レバノンでは、幾つかの問題が解決へと動き始め、様々な勢力
の間で焦点が見出されたかのように思われた。
しかしここ数年に亘ってテロが発生するようになり、2006年にイスラエルに軍事
侵攻して以来、レバノンでは再び国内での対立が深まっていった。
レバノンは自力で内戦問題を解決できるだろうと考えられているが、しかし対立
する各勢力の影には、余りにも多くの外からの力が動いている。

シリアとイランは憲法上イスラム系シーア派とスンニ派を通じて、レバノンの国内
政治に対する影響力を持っている。
一方アメリカやフランスなどのキリスト教グループから、大統領が選ばれることは
すでに保障されている。
レバノンの国内政治の危機的状況は、まさに次期大統領をめぐって(?)いるのだ。

11月末にぱラフード大統領の任期が切れる。そして順調に行った場合は国全体
の合意に基づいて、新たな大統領が選出されることになっている。
新大統領は全ての宗派によって承認されなければならない。
シーア派組織ヒズボラそしてシリアやイランの支援を受けている、キリスト教系政
党は選挙プロセスを阻止しようと試みている。
これに関連して議会の首位を占めるハリリ派の政党連合は、大統領に議会の多
数派の代表を選ぶ用意があることを表明している。

そして国内での両立を回避するためハリリ氏は、ロシアが仲裁が務まることを要
求している。
レバノンの危機めぐってロシアは、どのうよな役割を果たすことが出来るのだろう
か。
これに付いてロシアのエキスパートは、次のように語っている。
「ロシアはレバノンの国内状況における、一定の仲介役となることが出来るだろう。
そしてまさにレバノンの各政治勢力の、ロシアにそのような役割を示しているのだ
と思う。レバノンは自国の利益を獲得するために動いている、アメリカやフランスと
異なり、レバノンの国内状況にはそれほど関心が無い、第三国を介入させようとし
ている」

レバノンの国内外の全ての関係国と正常な関係を築き、その国々に影響を与えて
いくことが出来るのがロシアだけなのだ。
そしてレバノンの政治家達は、まさにこの点に望みをかけているのだ。

11月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

将来性のある露米関係において、キッシンジャー元国務長官の発言

2007-11-29 | ラジオ
ロシアとアメリカの間には、この数ヶ月の間、国際問題に関して幾つか相違点
があるが、完全にお互いが理解できるときがやってくるだろう。
これはアメリカのキッシンジャー元国務長官が、モスクワで行なわれたフォーラ
ム・ロシアとアメリカ未来への視線に出席し、ロシアとアメリカの国交樹立200周
年に付いて声明を出した中で述べたものだ。

これに関連しロシアの声の政治評論委員は、次のようにコメントしている。
このキッシンジャー元国務長官の見解は余りにも楽観主義で、そしてあまり根拠
の無いものと言う人もいるかも知れない。
実際に今日、ロシア政府とアメリカ政府の間には多くの様々な相違点がある。
ロシアとアメリカは、アメリカのミサイル防衛システムの関連施設を、チェコやポー
ランドに建設するという計画や、欧州通常戦略条約の今後に付いて、そしてコソボ
問題に付いても相違点がある。
またイランの核問題を解決する方法に付いても、そしてソ連後のCIS諸国のそれぞ
れの役割に付いても、ロシアとアメリカの立場には違いがある。
そして冷戦後の悪しき遺産であるジャクソン・ヴァニック修正条約は、未だアメリカ
において効力を失ってはいない。

挙げようと思えばまだまだ相違点はあるが、しかし問題はここではない。
キッシンジャー元国務長官が指摘したところによると、差し迫った重要な国際問題
に付いて、ロシア政府とアメリカ政府と間には、大きな相違点が無いと言うことが
より重要なのだ。
ロシアとアメリカには戦略的な性質があるだけなのだ。さらにロシアとアメリカの間
には一方的に相容れない、対立的な矛盾は存在しないということを(?)することが出
来る。

ロシアもアメリカも、このプロセスの違った段階で民主主義的な市場の発展に向け
進んでいる。
ロシアとアメリカが立場を同じくする問題のほうがさらに多いのだ。
例えばそれは国際的なテロ行為や過激主義、犯罪組織やその他の問題的な脅威
への闘いだ。
ロシア政府もアメリカ政府も、世界平和と安全を維持していくことに関心を持ってい
る。
ロシア・アメリカ間の貿易高は益々拡大しており、エネルギー供給の分野における
話し合いにも力を注いでいる。

現在の問題に付いて言えばロシアとアメリカ、そして全ての国際社会の国々が、そ
れをより良い形で、より早く解決されることを望んでいるということは言うまでも無い。
キッシンジャー元国務長官は、ロシアとアメリカが完全にお互いが理解できる形で
なければ、それは実現しない。何故ならアメリカには沢山の相違点があり、NATOと
いう最も近い同盟国同士の関係においても相違点があるからだと指摘している。
ロシアとアメリカは、お互いに奇異なる必要は無いのだ。
しかし誠実にそして率直に、お互いの相違点を検証し解決していかなければならな
い。如何なる場合においてもロシア指導部は、今後も(?)キッシンジャー元国務長官
はロシアとアメリカが、お互いに協力すれば露米関係には素晴らしい将来が開ける
だろうとの見通しを明らかにした。

(?)は聴き取れず。中波は不安定だ。

アメリカの陰謀とヘンリー・キッシンジャー

クリストファー ヒッチンス,Christopher Hitchens,井上 泰浩

集英社

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11月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

親不知を抜いて痛みを感じながらblogに投稿

2007-11-28 | 雑感
初めて親不知を抜いてきた。他の人から親不知を抜い
たという話を、ときどき耳にするが、自分には無縁なも
のだと、この年齢まで過ごしてきたが、レントゲンを撮
ると、親不知の隣にある7番歯に悪影響を与えている
ので抜いたほうが良いとのことで、今回抜歯することに
なった。
親不知を抜くときは大変だという話も聞くが、今回抜いた左側の親不知は案外
簡単に抜けたものの、痛みは今までの抜歯の中で一番長引きそうな気配だ。

しかし意外だったのは、今日一日うがいもせず、そして歯磨きもしてはならんと
いうことだった。
口の中を清潔に保つためにも、うがいはこまめにしろと言われるのかと思ったら、
抜歯をしたその日はマイナスなんだそうな。
普段からコマめに歯磨きをしている自分としては、少しばかり口の中が気持ち悪
いが、幸か不幸かキスする相手も居ないので、医師の指示通りにすることにした。

さて無事に歯を抜き終えてから、抜いた親不知をもらいたい旨を伝えると、歯科衛
生士の女の子が抜いた歯を洗浄してから、ご丁寧にケースに入れて手渡してくれ
た。

それが今回の画像です。
これでまた一つ思いで残るコレクションが増えた。




ラジオ・タイランド(11月26日放送)

2007-11-28 | ラジオ
●スラユット首相は先ごろ東北部のチャイヤプーム県を訪れ、12月5日の国王陛
 下の満80歳の誕生日を祝うため、地元住民と共に99羽の鳥を放した。
 スラユット首相らは国王陛下のシンボルとなる3種類の鳥、合わせて99羽を野
 生動物保護区に放した。
 このイベントはチャイヤプーム県の森林資源再生プロジェクトの一環でもある。
 4年前、国王陛下がこの動物保護区に鳥を放されており、それ以降自然が目に
 見えて復興していることが専門家によって確認されている。
 関係当局では前回の放鳥に習い、今回も放す前に鳥の健康状態を調査し、1羽
 ずつに無線発信機を取り付けている。

●国軍最高司令部国境部長を務める陸軍中将は、国軍最高司令部がミャンマー
 政府に対し、12月5日の国王陛下の80歳の誕生日を祝すため、ミャンマーで留
 置されているタイ人の囚人33人を保釈するよう求めたことを明らかにした。
 陸軍中将によると最高司令官が、ミャンマーのタン・シュエ議長とコンタクトし、
 タイ側の要求を認めるよう求めたとしている。
 陸軍中将は去る11月22日にミャンマーを訪れ、ミャンマー軍の責任者と共にタ
 イ人囚人達の犯罪歴に付いて調査を行なった。
 これによると囚人の殆どは麻薬犯罪に関連しているとした。
 タイ国軍最高司令部では空軍の協力を得、11月30日の午後1時にタイに戻る予
 定になっている、33人の囚人を迎えに行くための航空機の手配を進めている。
 
●鉱物資源局局長は、これ以上の地球温暖化を防止するため、国民に対し環境
 保全に気を配るよう求めている。
●石油大手のPTT社によると、石油価格の高騰が続いていることから、多くのタク
 シーが天然ガスの利用に切り替えたため、自動車用の天然ガスに対する需要が、
 これまでの3倍に増大しているとした。
●長距離バスを運行するバス運行協会会長は先ごろ、運輸副大臣に来年1月16日
 から1キロメートルに付き、9サタンの割合でバス運賃を値上げする申請書を提出
 した。

●バンコク都知事によると一昨日のロイカトーンフェスティバルでは、大勢の都民が
 灯篭流しを行なったため、バンコク都庁は109万個余りの灯篭を回収したとした。
 これは去年のロイカトーンフェスティバルで回収された灯篭の数を2%上回っている。
 今年は環境保全の為に、ハッポウ・スチロール製の灯篭の使用を避けようキャン
 ペーンの(?)からの協力が得られ、ハッポウ・スチロール製の灯篭は去年よ27.33%
 減少し18万個余り、バナナの皮などの自然素材で作られた灯篭が15.4%増加し85
 万個余りだった。またパン粉など自然に溶ける素材などで作られた灯篭の使用を、
 昨年の2倍近くの約6万個に増えていた。
 知事は関係部署を上手く配置し人員を増やしたので、灯篭の回収を早く終えること
 が出来た。都庁では回収作業を、都内3箇所のゴミ処理場に運び、保存別に分別し
 今年のロイカトーンフェスティバルの結果をまとめたいとしている。

(?)は混信で聴き取れず




先週一週間の青森での出来事(145)

2007-11-27 | 青森
<11月19日~11月25日まで、青森県内の出来事をテキトーにピックアップ ■19日、青函トンネルでテロを想定した訓練
八戸せんべい汁、商標登録ならず
■県教育委員の「いじめ相談電話24」開設1年で相談350件
■青森市は今冬からホタテ貝殻の凍結防止剤を導入
■社団法人県高齢・障害者雇用支援協会の前身である二団体が公費1400万を不適正使
 用

なかのひと

■青い森鉄道延伸の負担割合提示へ
■県が医師目指す高校生応援ホームページ開設
貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く
医療崩壊 (集英社新書 413I)


永田 宏
集英社


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■本県75歳以上保険料年6万4千円に
■2006年度県税滞納額が23億800万円
■弘前大学にサイエンス・パークを開設

■青森市収納課の市税余剰収納金35年前から
■三菱製紙が八戸工場の生産力を強化
■弘果弘前中央青果が2個で1万円の樹上完熟リンゴ発売
■青森市長の大雨対応に批判の声
■21日、三沢基地などで在日米軍基地従業員がストライキ
AX
■来年1月から八戸市職員の昼休み再び60分に
■21日、八甲田スキー場が今季の営業開始
■21日、五所川原市のエルムの街ショッピングセンターが開店10周年
■21日、弘前公園で雪囲い作業始まる
■21日、映画「マリと子犬の物語」に出演した船越英一郎さんが舞台あいさつ
松居一代の開運おそうじ本

松居 一代
主婦と生活社


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■青森市教委が学区再編案を修正
■21日、エフエムむつが川内町、大畑町、脇野沢の三地区への放送エリアを拡大
■21日、南部町営地方卸売市場がリンゴの品質厳選へ光センサ導入
■21日、八戸市が準工業地域にも立地規制
■21日、2007年県産米の申し込み倍率最高に

■来春にも全県で妊婦健診5回以上無料化へ
■22日、市税不明金問題で青森市長が陳謝
■22日、郵便物1000通を配達せず隠していた、むつ市の期間雇用職員の男を懲戒解雇
 処分
■22日、青森市で県高規格道路期成会が総決起大会
■22日、黒石市の純金こけし売却説明会に参加者なし

■22日、野辺地町と十和田市では11月の積雪としては過去最高となり青森市は9年ぶ
 りに11月に真冬日
■22日、青森市で縄文遺跡群世界文化遺産登録推進会議の第三回会議
■22日、つがる市の再賀集会所敷地内のタンクから灯油900リットル盗難
■22日、JR大湊線で作業用台車と列車衝突
■12月22日から青森市の市急病センターに薬剤師常駐

■西目屋村が、はしか無料予防接種へ
■23日、歌手・吉幾三さんが監督を務める社会人野球チーム「ブルーズヨシフォレス
 ト」の入団面接を受けた60人全員が合格
全曲集
吉幾三

徳間ジャパンコミュニケーションズ


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■23日、岩木山神社で講社祭
■23日、五所川原市の人形芝居の木村幸八さん死去
■23日、青森市で「まるごと市町村まつり」

■県信用組合の組合員が5年で7千人の増加
■24日、青森市で国際版画展が始まる
■24日、八戸市で第三回TOSS東北ライセンスセミナー
■24日、中泊町でヤツメウナギ漁していた男性死亡
■新幹線全線開通後もJR大湊線存続

■25日、三沢航空科学館で化学捜査体験教室
■25日、八戸市でサバ創作料理コンテスト
■25日、黒石市で「おもちゃの図書館ボランティア東北地区研修会」

東奥日報、NHK青森放送

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中東問題解決の為ロシアを信頼できるパートナーと見なすアラブ諸国

2007-11-26 | ラジオ
ロシアは中東の安全保障や安定を保障するため、重要な役割を持っている。
11月21日モスクワを訪問していた、サウジアラビアのスルタン皇太子が評した
ものだ。
スルタン皇太子はロシアを信頼できるパートナー国で、戦略的な同盟国である
とみなし、中東諸国の連立した立場を確認したとして、ロシアの声の評論委員
は、次のようにコメントしている。
スルタン皇太子の訪問は来週(今週)アメリカのアナポリスで行なわれる、イスラ
エル・パレスチナ問題解決の為の、国際会議の事前会議と同時に行なわれた。
サウジアラビアを代表するスルタン皇太子は、ここモスクワで協議を行なったと
いうその事実こそが、中東におけるロシアの重要性を物語っている。
サウジアラビアがパレスチナとイスラエルを、直ぐに和解させるというアメリカの
イニシアチブに対し、極めて乖離敵なのは明らかだ。
ですからサウジアラビア政府は、アメリカのアナポリスで解決されることを期待し
ていない。
AX
ロシアの政治学者は、ロシア政府もまたこのアナポリスで行なわれる国際会議
が、一連の中東問題を解決するための段階の一つでしかない。と考えていると
述べ、さらに次のようにコメントしている。
「ロシアはアナポリスで行なわれる国際会議の理念を支持しており、仲介役4カ
国の一つとして、この会議に参加している。しかしここで終わらず、可能であれば
12月か1月にも、今度はモスクワで対立国同士が集まって話し合うような、国際
的な解決に向けても、協議プロセスを継続していくよう提案していくつもりだ。
つまり解決へ向けたダイナミックな動きを継続させ、それをアナポリスの国際会議
で終わらせないようにすることが必要なのだ」
ロシアの政治学者は、この様にコメントしている。

中東和平を目指した大規模な会議を開く場として、ロシアはより適した国と言える
だろう。
モスクワでの会議にはロシアと正常で(?)な関係を持つ、中東諸国が集まる。
これに関連しスルタン皇太子は、ロシアのマスコミによるインタビューに応えた中で、
中東においてロシアの果たす役割が、如何に公平なものであるかを特に強調した。
またスルタン皇太子との会談では、ロシアとの軍事技術協力も重要なテーマとなり、
戦車やヘリコプタ、防空システムなどのロシアの兵器を大量に購入したことに付い
ても話し合われた。
エネルギーの安全保障分野における協力も、重要なものと捉えられている。

ロシアとサウジアラビアは、共に豊富な原油の保有国である。
原油市場の安定はロシアとサウジアラビアに掛かっているのだ。
スルタン皇太子によると石油は発展の源であって、戦争を激化させたり、それぞれ
の国の私利私欲を満たしたりするために使うべきではないのだ。

(?)は聴き取れず。

11月23日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル




ラジオ・タイランド(11月23日放送)

2007-11-25 | ラジオ
●スラユット首相は国連特使との会談は、タイとミャンマーとの関係に影響し
 ないと発言した。
 スラユット首相はシンガポールで行なわれた、ASEAN首脳会議に出席した
 際、ミャンマー政府に付いて国連のガンバリ特使と個別に会談し、国連へ
 対応を説明したことを明らかにした。
 スラユット首相は国連の意見を、ミャンマーへ押し付けることがタイの役割
 ではないとし、国連の指示に従いミャンマーの政治情勢には積極的に干渉
 しない方針を示した。
 これに対しガンバリ特使は、国境を接するタイはミャンマーとの間に、緊密
 な関係があるとし、対話へ強い協力を求めたとした。
 
 ミャンマーの激しい反発にあい国連のガンバリ特使が、東アジアサミット会
 議の参加を中止していたこともあり、スラユット首相は今回の会談はタイと
 ミャンマーとの間に影響はしないと述べ、ミャンマー側の反応へ配慮を示し
 た。
 
●中央選挙管理委員会は111人の元タイ愛国党役員への、選挙活動抑制置
 は正当だと発言した。
 中央選挙管理委員会が、元タイ愛国党の111人の役員の選挙活動関与を厳
 しく制限した基準を示したことに付いて、各会から人権侵害だとの批判が出て
 おり、111人の役員が裁判所へ申し立てを行なっている。
 これに付いて中央選挙管理委員会議長は、中央選挙管理委員会は、公正で
 正しい判断を下した。
 元役員が裁判所や国連へ訴えることに異存は無い、憲法裁判所が正確な判
 断を下してくれれば、選挙管理委員会はそれに従うと述べている。

 元与党のタイ愛国党は今年5月、選挙法違反の罪で党の解散を命じられ、元
 役員111人は5年間の公民権停止処分を受けている。
 元タイ愛国党党首が近く、市民の前で演説を行なうとしており、中央選挙管理
 委員会議長は、演説の内容が政党や選挙管理委員会に関することで無けれ
 ば、選挙活動に関係は無く違法性は無いとし、演説の内容を見守るとしている。

事例解説 すぐわかる選挙運動 ―ケースで見る違反と
罰則―


三好 規正,山梨学院大学ローカル・ガバナンス研究センター

イマジン出版

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●国内保安作戦指令本部は、南部でのロイカトーンフェスティバル期間中の花
 火を禁止するとしている。
 保安作戦指令本部の発表によると、南端3県でイスラム過激派が爆弾による
 殺傷事件を起こしており、市民の安全を確保するためにも、今年のロイカトー
 ンフェスティバルで、一般市民の花火の使用禁止を指示した。
●中央選挙管理委員会は、37人の比例代表区立候補者の候補資格を認めない
 とした。



国連のミャンマー問題への取り組み

2007-11-24 | ラジオ
国連のパン・ギムン事務総長は、政治的混乱の続くミャンマーに付いて声明を
表わし、政府与党側と共に国連の仲介の下での和平協議に入る用意があると
発言した。
この話題に付いてシアの声の政治評論委員は、次の様に解説している。
パン・ギムン事務総長の今回の発言は、ガンバリ特別顧問のミャンマー訪問終
了後明らかにした。
ガンバリ氏は二度目となった自身の訪問の中で、ミャンマーの軍政指導部及び
野党派指導者のスーチー氏双方と会談している。
観測筋はガンバリ氏の取組みにより、ミャンマー当局が野党側と向き合う用意が
ある姿勢を見せることになったと評価している。
パン・ギムン事務総長は意義や内容のある対話、さらに決まった期限内に具体
的な結論を導くことを、期待させるようなプロセスが始まっていると語り、さらに当
局がここ数年来初めて国連人権理事会の法律家ピニェイロ氏の入国を許したこ
とも指摘している。

国連人権理事会で報告書作成に当たっているピニェイロ氏は、すでにミャンマー
入りし政府或いは仏教の宗教指導者と会談したほか、先日の騒動に僧侶が巻き
込まれた僧院やその2箇所また収容所1箇所を視察している。

一方野党側は指導者のスーチー氏は、すでに政府側と協力する用意がある姿勢
を明らかにしている。
スーチー氏は労働次官が、野党側との連絡役として任命されたことなど、政府側
の取り組みを歓迎し、同士との初会談が建設的なものとなったことを強調、さらに
今後の交渉定期化を求めた。
スーチー氏の自宅軟禁は続いているものの、最近自身が書記長を務めている国
民民主連盟幹部との会談も行なわれ、その後に出された声明では国内の沈静化
プロセス開始に当たって、現実的な展望が開けたと述べている。

また政府側も2003年に国連の仲介で採択された、段階的民主化プラン・ロードマッ
プで取り決められた義務を、100%履行していく用意があると発表している。
ロードマップの重点項目は大きく分けて3つ、領土保全、国民の妥結の強化、主権
の保障となっている。
またミャンマーを安定、平和、平穏、法と秩序が守られる発展した国にするため政
治、経済、社会の3分野でそれぞれ4つの目標が示されている。

ミャンマーの民主化プロセスを支持しているのは国連だけでない。同国の加盟する
ASEAN、中国、インドそしてロシアも支持している。

ビルマとミャンマーのあいだ―微笑みの国と軍事政権

瀬川 正仁
凱風社


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11月14日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル





ラジオ・タイランド(11月21日放送)

2007-11-23 | ラジオ
●コシット副首相は原油価格の抑制措置は困難だと認めた。
 コシット副首相兼工業大臣は、政府は変動している石油価格を抑制措置を
 講ずることは難しいと発言した。
 コシット副首相は石油価格が将来的には下がるとの確信を示し、世界的な
 原価格の安定化はOPECに大きく依存しているとしながらも、石油生産国に
 は充分な生産能力があり、タイでは増加している石油需要に付いて懸念を
 抱いていないとしている。
 また国営石油会社は世界的な石油価格が、値止まりするのを待つ方針で、
 今のところ国内の石油小売価格を上げないと発表した。
 タイ国営石油会社社長は石油価格状況を見守るとし、価格の上昇が続くよ
 うであれば、国内の小売価格の値上げを検討するとしている。
 また市民はガソリンを有効に使ったり、他の代替エネルギーの使用も考えて
 欲しい。
 (?)での石油販売を考えているイランの計画に関しては、世界的な石油事情
 の重要な問題であり、石油生産国と輸入国の間での交渉が必要だと思うと
 述べている。

●タイは冷凍鶏肉の輸出が、近く再開されるとの見通しを強めている。
 タイ国内での鳥インフルエンザが、今年3月15日に東北部の養鶏農場で発
 見されたのを最後に、250日間以上発生していない。
 このため家畜技術局では、タイでは冷凍鶏肉の輸出を近く再開することが出
 来るとの確信を表明した。
 家畜技術局局長は2004年以降、タイから日本への冷凍鶏肉の輸出が禁止
 されている。
 日本のような主要な取引相手国に、冷凍鶏肉の輸出を近く再開出切ると思う。
 との確信を示した。
 またタイから鶏肉の輸入を受け付けている、外国からの信頼を高めるために
 養鶏場のコンパートメントシステムを、国内の農家に水深する方針。
 これは鶏の飼育施設に仕切りを設け、鳥インフルエンザの感染を防止するも
 のだ。
 鳥インフルエンザ対策局は内閣の承認に沿って、さらなる努力を進めるとして
 いる。
 全国的な消毒液散布のほか、鳥インフルエンザ予防に関する教育など2006年
 から2010年にかけ集中的に実施する予定。
 
●内閣はインターネットでの未成年のプライバシー保護法案を承認する方針。
 社会開発人的安全保障庁副大臣は、内閣はインターネットでの未成年のプライ
 バシーを侵害する情報を制限する、未成年保護法案を承認する方針だと発表し
 た。
 社会開発人的安全保障庁によるとインターネットなどで、18歳以下の青少年の
 年齢、電話番号、学校名、住所などの表示禁止法案を草案したことは、子供を
 犯罪やイジメから守るために効果的であるとしている。 
 社会開発人的安全保障庁は個人情報を示すことは、児童を傷つけ性的児童虐
 待犯罪者を刺激すると訴えており、規制は主にインターネットを管理しているイ
 ンターネットプロバイダーに、その責任が科せられる予定。

徹底追及 個人情報流出事件―狙われる個人情報、
「プライバシー」が消滅するネット社会の恐怖


佐々木 俊尚
秀和システム


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●南部ヤラー県ベトン地区の職員は、国有地の森林の不法侵入者を法的に厳し
 く取り締まる方針。
●北部チェンマイ県では冬の時期の、大気汚染問題対策が検討されている。
●海運局はロイカトーンフェスティバル期間中の水上運行を制限する方針。
 海運局は今年のロイカトーンフェスティバル期間中、水上輸送期間を制限し、観
 光客の安全対策を取る方針。
、ロイカトーンフェスティバルと呼ばれる、タイの灯籠流し祭りでは、毎年河川沿い
 が灯篭を流す多くの人で賑わう。

(?)は聴き取れず




テロ対策で国際社会と協力する用意があることを表明した北朝鮮

2007-11-22 | ラジオ
朝鮮中央通信社は北朝鮮が、テロリズムとの戦いでアメリカと協力する用意が
あるとの声明を表した。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
北朝鮮がこのような声明を表したキッカケとなったのが次の出来事だ。
10月末、北朝鮮の商船がソマリア沿岸で海賊に襲われるという事件が発生した。
北朝鮮の船員達は襲撃者を撃退し、武力化したが20時間に亘る戦いの間に北
朝鮮の6人の船員が負傷した。このときこの事件の起こった海域にアメリカの軍
艦が居合わせ、負傷した北朝鮮の船員達の傷の手当を行なった。

挑戦中央通信社の表わした声明では、この事件がテロとの戦いにおける米朝の
協力のシンボルとなった。北朝鮮は今後もテロリズムとの戦いにおける、国際協
力に参加していく意向だ。と述べている。
北朝鮮側はまた米朝関係は公式的にはまだ戦争状態にあるものの、アメリカの
軍艦が北朝鮮の船員達に支援の手を差し伸べたことに注意を向けている。
尚1950年から1953年にかけての、朝鮮戦争が終わった後も、両国間には終戦協
定が調印されたのみで、国際法的には両国間では未だに戦争状態が続いている。

またアメリカの作成するテロ支援国リストに、長年に亘り北朝鮮が含まれていること
も、両国関係を複雑化させる原因の一つとなっている。
アメリカは依然として、北朝鮮がテロを支援しているとして見解を崩しておらず、北

鮮が大量破壊兵器を含む様々な兵器を供給することによって、一連の国を支援して
いるとして北朝鮮を非難している。
しかし北朝鮮に対するこうした非難は不当なものであり、非難を正当化する証拠が
存在する訳ではない。

北朝鮮が核兵器の開発に使用することの出来る、様々なコンポーネントをシリアに
提供しているかのようにアメリカが非難を行なったときも、両国間で激しい応酬が
交わされた。
しかしこうした非難は全て何も根拠の無いものだった。

朝鮮中央通信社の声明には、残念ながらアメリカからの何の反応も何も持たされ
なかった。
ただ一部の観測筋はこのことは、アメリカのテロ支援国リストから北朝鮮を削除す
るための、両国間の本格的な話し合いを開始する時期に来ているという、アメリカ
サイドからの一定のシグナルではないかと見ている。
そうした話し合いを実施するための機は熟している。北朝鮮の主要な核施設の無力
化プロセスに付いて達成された合意は順調に実現されており、この作業は今年の
年末までに完了することになっている。

海賊の歴史―カリブ海、地中海から、アジアの海まで
(「知の再発見」双書)


フィリップ ジャカン,Philippe Jacquin,後藤 淳一,及川 美枝,
増田 義郎
創元社

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11月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル