1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

二国間関係を拡大するロシアとルクセンブルグ

2008-05-31 | ラジオ
4月24日モスクワではルクセンブルグの、ジャン=クロード・ユンカー首相の実務
訪問が行なわれた。
その際に実施されたプーチン大統領(現首相)そして、メドヴェージェフ次期大統
領(現大統領)との会談ではロシアとルクセンブルグの貿易経済関係の展望、及
び欧州連合、欧州安保協力機構とロシアとの、それぞれの協力関係が主な議
題として話し合われている。
プーチン大統領はロシアとルクセンブルグの二国間関係の拡大に付いて、特に
経済にルクセンブルグが大きく貢献したことを評価した。
プーチン大統領は次のように発言している。
「ルクセンブルグは国土の規模としては決して大きくは無いが、ロシアには300
億ドルの経済投資を行なうなど、根底から大きな存在だ。
両国の間の貿易取引も盛んに拡大しており、これを特化していければと願ってい
る。ロシア企業もルクセンブルグ経済に、またベルギー・ルクセンブルグ経済連
合に、さらなる投資を行なうことが必要だ。
投資先は第一にハイテク生産物で、これを使いヨーロッパ諸国をはじめとする他
国の市場に、両国が揃って進出することが可能だろう。
ロシア、ルクセンブルグがロシアとEUの関係を発展させる観点からも、好意的な
態度で望んでくれるものと期待している」
プーチン大統領は、この様に発言している。

プーチン大統領に引き続きメドヴェージェフ次期大統領もクレムリンでユンカー首
相との会談を行なった。
両者はロシアとEUの戦略パートナー関係強化に向け、お互いこれを推し進める
用意かあることを確認している。
この際メドヴェージェフ次期大統領は、近年ロシアとルクセンブルグの関係が着
実に大きく拡大してきているとして次のように述べている。
「両国の経済関係において昨年1年間で、貿易取引高が1.5倍に拡大しており、非
常に喜ばしいと言える。
しかしながら両国を結び付けているのは、単に経済関係だけではない。
我々はヨーロッパという一つの家に住んでおり、これが私達の今日の会談に少な
からず重要な位置を占めた。
先ず第一にロシアとEUの新たな合意の締結に付いて、そして欧州に共通する安
全保障の確保など、この分野で意見を交換すべきことは沢山ある。
これらの問題は両国ともが非常に大きな関心を示しているところだ」
メドヴェージェフ次期大統領は、このように述べている。

ユンカー首相は会談を終えた後、声明を表しロシアとEU双方にとって、戦略パート
ナー関係が不可欠なものとなっているとの確信を語った。
ユンカー首相はロシアは欧州を構築する一部となっており、重要な決定に対して必
ず意見を一つにまとめ、欧州全体の傾向を考慮し、お互いの関係をより生産的な
ものにする必要があると述べている。
またメドヴェージェフ次期大統領との会談を経てユンカー首相は、ロシアの欧州に
対する関係が今後も継続されることへの確信を表わしている。

ルクセンブルク―華麗なる小国を歩く (旅名人ブックス)

武田 和秀,今井 卓,沖島 博美
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この日のモスクワの日の出は午前6時00分、日の入りが20時57分

4月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル





メドヴェージェフ大統領の中国公式訪問を振り返って

2008-05-30 | ラジオ
メドヴェージェフ大統領は中国公式訪問終了に当たり北京で、ロシアと中国の
共同行動はそれなしには世界の基本的な諸問題を解決できない。
国際安全保障上の鍵を握る要素へと代わったと述べ、さらに率直に言って露
中のそういった共同行動を皆が皆、気に入っているわけではないが、我々は
誰かが気に入りようが気に入りまいが、これを発展させていくだろうと強調した。

メドヴェージェフ大統領の中国公式訪問を振り返り、ロシアの声の評論委員は
次のようにコメントしている。
2日間に亘った北京滞在中、一連の重要な文書が調印されたが、その幾つかを
ここで挙げてみたいと思う。
先ず基本的な国際問題に関する共同宣言、及び最高首脳会談を総括した共同
コミュニケ、そして地域間協力、原子力エネルギー分野での協力に関する同意、
さらには観光旅行分野での共同行動政策といった文書となっている。
そうした数々の文書の中でも政治学者や分析専門家たちは、国際問題に関す
る共同宣言を区別して捕らえている。

この共同宣言のなかでロシアと中国は、平和を発展させていく上で特に重要か
つアクチュアルな諸問題に関する両国の立場に限定し、世界での共通の脅威や
挑戦に対し効果的に反撃するための努力を一つにまとめ、しっかりとした平和を
維持し調和のなった世界秩序を作り出すよう国際社会に求めている。
またロシアと中国は鍵を握る国際問題に関する両国の立場が完全に一致してい
るか、あるいは極めて類似していることを満足感を持って指摘している。

このこともしっかりとした平和を維持し、調和のなった世界秩序を作りだしていく上
で重要である。
何故ならロシアと中国は世界の大国であり、国連の安保理事会では常任理事国
を務めているからだ。
また両国は核兵器を保有し、国際舞台では平和愛好的対話政策をとり、国際紛
争や地域紛争の解決に対して、国連の役割を強化すべきだと主張し、いくつもの
局を持った公正かつ民社的な世界秩序を作るよう訴えてきた。

現在ではそうした両国の権威を持った重みの或る声に、両国の戦略的パートナー
シップ体制や、共同行動を快く思わない国々も耳を傾けざるを得ない状況となって
いる。
北京での最高首脳会談を総括した共同コミュニケの中で強調されているように、露
中間系は今、これまでになかったような高いレベルに達し、ダイナミックな発展を続
けている。
コミュニケでは両国の対外政策において優先的な方向性である、露中の長期的で
安定的なパートナー関係、及び共同行動の拡大に向けた路線が変わりのないもの
であることが確認された。
そうした路線はロシアと中国,両国民の根本的な利益に叶っており、また地域や世
界全体の平和、安定そして発展にとっても重要な意味を持っている。

5月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

ラジオ・タイランド(5月27日放送)

2008-05-29 | ラジオ
●サマック首相は各国の大使に反政府団体「民社主義の為の民主同盟」によ
 る、デモ抗議集会に懸念を表明していることを明らかにした。
 サマック首相は26日の午前に行われた、国外在住大使らとの会合の席上で、
 幾つかの国に駐在する大使から、今回のデモ抗議集会での投石が、外国人
 投資家の(?)に影響する懸念があるとの指摘を受けたことを明らかにした。
 サマック首相はデモ抗議集会の目的が、不合理だとの見解を示しているもの
 の重大な影響はないとの見方をしている。

●デモ抗議集会は3日目に突入した。25日午後から憲法改正に反対し民社主
 義の為の民主同盟が、バンコクの記念塔から内閣首相府までデモ抗議活動
 を行っているが、26日からは内閣首相府前で座り込みのデモを行い、今日の
 抗議活動は3日目に突入した。
 民主同盟代表はデモの参加者の安全は100%守られており、今後は暴力的な
 事件は起こらないと保証した。
 警察と協力し民主同盟からも、警備のボランティアに当たるとしている。

 民社同盟は憲法改正に賛成の署名をした、下院議員と上院議員の弾劾を求
 めており、弾劾に必要な2万人の署名は、ここ2、3日で集められるとの自信を
 示しており、署名が終わるまでは座り込みの抗議活動を続ける方針。

●26日、午前1時50分ごろバンコクにある在タイ・ミャンマー大使館から火災
 発生し、2階の(?)部門が全焼した。
 怪我人はいなかった。
 警察では通りを一時閉鎖し消火活動に当たったが、午前中には鎮火し閉鎖を
 解除した。
 大使館の建物の老朽化が進んでおり、このため出火の原因は漏電が原因と見
 ている。
 入国申類ビザの書類の大半が焼失しており,今後のビザ発給に影響があると
 している。

 先週ミャンマーのトップであるタン・シュエ国家平和発展評議会議長が、パン・ギ
 ムン国連事務総長と会談し、外国人の援助要員の受け入れを約束していた。
 NGOではサイクロン被災者の救援活動のための、ビザ申請を近隣国のミャンマ
 ー大使館へ変更する考え。

●文部省はヒンズー教の僧侶と相談しながら、壊された遺跡の修復に当たる方針。
●代替エネルギーの促進を検討する、経済閣僚会議が行われた。

●バーツが1ドルに付き30.92バーツから、32.25バーツで取引されている。
 タイ中央銀行の発表によると、昨日のバーツ為替相場は31.02バーツの買いに、
 32.36バーツの売りで取引されたと発表した。
 タイ中央銀行ではバーツ相場の下落は懸念しておらず、他のアジアの地域の通
 貨と同調して変動するよう望んでいるとしている。
 現在バーツはこの3ヶ月で、最も低い水準となっている。
 またタイ証券取引所の発表によると、昨日の株式市場は19.17ポイント上がり、
 856.42ポイントの値を付けて終了した。
 
(?)は聴き取れず

“まな板からくっきり谷間へ奇跡のバストアップ術”


アブハジア、南オセチア両共和国に住む、ロシア国民を守るため最善を尽くすロシア

2008-05-28 | ラジオ
4月30日、ベルギーのブリュッセルで開かれるNATOの会合ではアブハジアと
南オセチアをめぐる状況に付いて話し合われるものと見られている。
このアブハジアと南オセチアはグルジアからの独立を宣言したものの、未だカ
フカース地域において独立が認められていない共和国だ。
このアブハジア、南オセチアをめぐる状況が、NATO・ロシア理事会で話し合わ
れる必要があるということは、この地域の情勢がかなり複雑化していることを示
唆している。

緊張状態が激化しているのはグルジアが、武力を行使する決定に向けて、積
極的に準備をしていることと関係している。
グルジアは1994年にロシアと締結した協定や、国連安保理の決議をはじめ、
自国の果たすべき国際的な義務に違反し、紛争地域において軍事的、政治的
な(?)を増大しようとしている。
例えばグルジアの偵察機は安全保障地域上空を活発に飛行している。
また国連事務総長の進めに反して、グルジア政府は挑発行為の原因ともなっ
ている(?)中止させようという流れに関連した、(?)愛国グループの動きを制圧す
ることを指示している。
グルジアが紛争はを解決するために軍隊を適用することに付いて、明言を避け
ているのは言うまでも無い。
これに付いてロシアのラブロフ外相は、次のように述べている。
「我々が評価するところでは、グルジア政府指導部がアブハジア問題や南オセ
チア問題を、軍事力で解決しようとしていると言いえるような沢山の事実を我々
は導いている。
グルジア政府指導部は大量の攻撃用の兵器を密かに購入しているのだ」
ラブロフ外相は、この様にコメントしている。

90年代はじめにも同じようなケースがあった。そのときにはアブハジアや南オセ
チアとの大規模な戦争で軍事的な分離がなされ、グルジアにとっては大変悲しい
結末となった。
今回の場合ではもしグルジア側が、アブハジアや南オセチアに対し軍隊を適用
することに関して一方的に感じている使命を、実際の行動に移すのであればロ
シアはアブハジア、南オセチア両共和国に住むロシア国民を守るために、その
報復措置を取る必要がある。
同様にアブハジア、南オセチア地域における紛争を、仲介しようと試みている者
達に対抗して武力を行使しようとする、グルジアのあらゆる行為には厳しく対応
していく必要がある。

こういった行動によってグルジア政府は、充分な警告を受ける事になるのだ。

(?)は聴き取れず

4月30日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル




先週一週間の青森での出来事(171)

2008-05-27 | 青森
5月19日~5月25日まで、青森県内の出来事をテキトーにピックアップ

■19日、新生「八戸信用金庫」36店で営業開始
■19日、ジュニア野球教室「楽天イーグルス・BASEBALL SCHOOL」青森校が県営
 球場で開校
■19日、弘前市で県理容競技大会
■県公衆浴場業生活衛生同業組合が公衆浴場の入浴料値上げを検討
■19日、北限のサルによる被害を防ぐモンキードッグの訓練始まる

■むつ自動車学校が今月末で閉校
■青森市内のリンゴ園でクマがハチミツ目当てに養蜂箱が壊さる被害
■20日、ウイルス性肝炎治療(インターフェロン治療)の医療費助成の申請を受け付
 け開始
誰でもわかる免疫力強化法―ガン、ウイルス性肝炎ほか
生活習慣病に克つ!「ベータ1,3Dグルカン」の威力


川村 賢司
廣済堂出版


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■青森銀行が2008年3月期の連結決算で3年ぶり減益
■青森市が多額の負債を抱えている再開発ビル・アウガの債権譲渡打診

■弘前市教育委員会は6月からの学校給食に、そばアレルギーの児童に配慮したメ
 ニュー
■20日、県立戸山高存続求め1万人分の署名を提出
■20日、日本原燃六ヶ所再処理工場で油のにじみ47カ所
■20日、青森市内の交差点で走行中の車から女性が道路に投げ出される事故で軽
 症
■20日、中国・瀋陽市で青森セミナーとビジネス商談会

■20日、弘前市民オンブズパーソンは、弘前市監査委員の公文書一部不開示決定
 の取り消しを求め住民訴訟
知りたい情報類型別 情報公開・開示マニュアル

第二東京弁護士会
ぎょうせい


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■20日、八戸市で最大瞬間風速28メートル
■20日、県警機動捜査隊の覆面パトカーを物色していた、八戸市に住む53歳の男
 を現行犯逮捕
■県立中央病院は来年度採用の看護師77人を大量採用
■21日、六ケ所村に整備される核融合関連施設の建設工事が始まる

■黒石市の国保黒石病院が「手ぶらでお産」サービス
■弘前市内の中学に勤務していた非常勤技能主事が男子生徒に怪我を負わせたと
 して停職1カ月
■21日、三内丸山遺跡で本年度の発掘開始
■21日、青森市のラッセランドで安全祈願祭
■第4回県文芸賞受賞者が決まる

■21日、東通原発1号機構内で化学消防車や水槽付きポンプ車を使っての消火訓練
■21日、強制わいせつの罪に問われている六戸町議員に2年を求刑
■22日、ネットワーク障害でJRの八戸、三沢、本八戸、陸奥湊、種市、久慈、鮫、小
 湊、野辺地、蟹田、深浦の各駅で切符が販売出来ず
■22日、鯵ヶ沢町のアユ中間育成施設でアユの稚魚初出荷
■八戸市でも下水道料金請求漏れ

■22日、4月18日と5月8日に十和田湖畔で見つかった白鳥の死骸からH5N1亜型が
 検出
■22日、県警がJR青森駅で爆破テロ対処訓練
■22日に発生したJR駅の「みどりの窓口」ネットワーク障害は、小型クレーン
 誤ってケーブルを切断したことが原因
■県電機商業組合は6月1日から地上デジタル相談窓口「デジタル110番」を開設
■22日、田子町で家畜用飼料稲「青系飼161号」の田植えを公開

■22日、日本フィールハーモニー交響楽団が青森市でコンサート
■22日、弘前市で日本海中部地震パネル展
■23日、土砂崩れで通行止めになっていた県道西目屋二ツ井線が3年ぶりに通行
 止め解除
■23日、七戸町の七戸城東門の復元が完成し開門式
■平川市の男性が国際液晶学会の「グレン・ブラウン賞」を受賞

■県立中央病院敷地内での禁煙対策効果でず
■23日、県内8つの青少年健全育成関係団体が県知事に刃物の販売規制求め意見書
■青森市立幸畑小学校でノロウイルス集団感染したことで運動会を6月1日に延期
■青森市で後期高齢者医療制度対象者が健診を受ける際の受診券発送が遅れる
■階上町の菓子工房が近くサバを使ったパイ菓子「サバップル」を市販

■24日、青森市の県教委学校教育課職員が酒気帯びで交通事故を起こし現行犯逮捕
■弘前大学が本年度から医用システム開発マイスター養成塾事業
■24日、来年創立百周年を迎える五所川原高校が記念イベントとして津軽鉄道「思
 い出の通学列車」を運行
■2007酒造年度の全国新酒鑑評会で、本県から3点が金賞
■24日、日光丸遭難で行方不明になっていた乗組員一人が遺体で発見

■24日、三八上北森林管理署と関係機関が八甲田を緊急巡回
■24日、弘前市で医学生を対象にした合同研修説明会
■24日、六ヶ所村でエネルギー・環境フォーラム
■県内喫煙者7割がニコチン依存症
■25日、大相撲夏場所で深浦町出身の安美錦が3度目の殊勲賞

■25日、大相撲序二段で鯵ヶ沢町出身の誉富士が優勝
■県が推進している「ほほえみプロデューサー」の養成講習会受講者数が3000人
 を突破
■25日、青森市の合浦公園のトイレで窓ガラスが壊される
■25日、弘前市で緊急出動中の救急車と軽自動車が衝突
■25日、青森市でノルディックウオーク講習

東奥日報、NHK青森放送




Heavy rain in Aomori city

2008-05-26 | 青森
午前10時ごろ。用事があるので西方向に車を走らせていたら、いかにもこれから
大雨を降らすぞ、と言わんばかりの黒い雲が立ち込めている。



足早に用事を済ませ戻ろうかと思ったら、いきなり強い雨と雷が鳴り響いてきた。
そんなに急ぐことも無いかと思い、駐車場で雨脚が弱まるのを待ちながら、少し
ばかり外の雷雨を眺めていた。

5月のレバノン危機に対するロシアの見解

2008-05-26 | ラジオ
レバノンで発生した、これまでに多くの犠牲者を出している衝突は、中東問題そ
れぞが相互に結び付いているのだと言う事実を、改めて認識させる一件となった。
国際社会はレバノン政府に対し中東全域を巻き込む紛争の、起爆剤としないた
めに状況を内政へと追い込んではならないと述べている。
またロシアは政治的な方法に限った、危機の打開に期待するという考えを伝え
ている。
今回の事件の背景には、新大統領を決定できていない政治の能力不足がある。
レバノンの大統領は慣例に従い多くの宗派また、それと関係する政治勢力の合
意によって決められてきた。
非常に脆い社会のバランスを維持する上で、この慣例は重要なものとなっている。
レバノンはすでにに長く、そして占められた内戦を経験しており、歴史を繰り返す
ことは国自体の存続を危うくするものとなっている。

一方イスラエルはシーア派組織ヒズボラとのの闘いを掲げ、これまでにレバノン
領への侵攻を繰り返してきた。
シーア派がレバノン人の人口の40%を超えることを考えれば、こうした行動は国内
的の安定に決して寄与するものではない。

ですからレバノン危機と言うのは堅く結ばれた、中東紛争の結び目への一角をな
すものと言える。
そういったなか5月11日エジプトのカイロでは、レバノン情勢に付いて話し合うアラ
ブ連盟の緊急会合が開かれ、早急な大統領選挙の実と諸国一致内閣の実現を
見込んだ計画を採択した。

今後は2009年に議会選挙が行われる見通しとなっている。
しかしながら専門家のデミレンコ氏は、大統領の擁立こそが調停の主要な条件で
あると見ている。
対立勢力のいわば緩衝材となるような大統領候補を出す必要がある。
調停に当たってはそれが何にもまして、確実にある程度の展望を開くものとなって
いる。
今後状況がどう進展していくかということは、大統領がどれだけの個人的資質を持
っているか、目まぐるしく変わる国内政治で各勢力への根回しに、どれだけ長けて
いるかということに掛かってくるだろう。いわば仲介役としての能力が問われている
のだ」
専門家はこのように述べている。

ロシアはアラブ側のイニシアチブを支持している。上院のマルゲロフ議員はモスク
ワでの声明の中で、レバノン危機は政治的手段によってのみ、解決されなれれば
ならないと述べた。
中東情勢を紛争地域ごとに見る時代は終わった。これからは一つの統合的な複合
体として考えるべきだ。
モスクワで今年の夏にも実施される国際会議は、その一環となることだろう。

ご承知のように25日、レバノン国会はミシェル・スレイマン軍司令官を大統領に
 選出した

レバノンの歴史―フェニキア人の時代からハリーリ暗殺まで
(世界歴史叢書)


堀口 松城
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5月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル




福田首相のロシア訪問報告

2008-05-25 | ラジオ
日本の福田首相は歴代3首相との会談の中で、ロシアとの平和条約締結に付
いて全力を傾けていく姿勢を改めて確認した。
この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
福田首相は歴代3首相と個別に会談し、4月末に自身が行ったモスクワ訪問に
付いて報告を行った。
首相として初の訪問となった今回の訪問の目的は、7月に北海道の洞爺湖で行
われるG8サミットの予定をロシア政府指導部に報告すること、さらに就任前のメ
ドヴェージェフ大統領とプーチン首相と顔合わせを行うことにあった。

行われた会談では両国間の協力における重点分野や平和条約問題での調整、
ビザの簡素化などがテーマに上った。
日本側は会談で両国関係を、新たな次元に引き上げることを提案している。
これは最近数年で顕著な成長が見られた結びつきを今後も発展させていくだけ
でなく、領土問題解決の上での障害を取り除くことも含んだものだ。
日本側は2003年に両国首脳間で結ばれた、露日行動計画6項目のうち5項目ま
ででハッキリした進展があったものの、残る1項目の平和条約締結、領土問題の
解決では前向きな動きは無かったと判断している。

一方モスクワでの会談後、日本外務省報道官は両国首脳が信頼関係を構築す
ることが出来たと発言した。
両国政府は平和条約締結関して、相互に受け入れ可能な打開策を模索する為、
高いレベルでの話し合いを継続していくことで一致したというのがその内容だ。

福田首相はメドヴェージェフ大統領を洞爺湖サミットに招待したばかりでなく、プ
ーチン首相に対しても都合の良い時期の日本訪問を提案した。
ロシアは平和条約の問題で真剣な対話、真剣な交渉を続けていく用意がある。
しかしこの目的を達成するためには、問題の複雑さをよく理解し、露日両国の世
論を考慮したうえでの粘り強い努力が必要となるだろう。
一方でロシア国内には、日本との平和条約締結が必要のものではないと見る向
きもある。

例えば第二次世界大戦、最大の敵国であったドイツとの間に平和条約は無い。
両国からそれを問題化する動きも無い。
なので平和条約は無くてもよいのかも知れないが、それに当たっては両度問題
が解決されていることが望ましいと言える。
しかし日本は平和条約締結による領土問題の解決を望んでおり、締結により現
在の状況が解決することも好ましいといえる。
福田首相のロシア訪問後、まさにそのような指示が両国政府から出されている。

スターリン、ヒトラーと日ソ独伊連合構想 (朝日選書 (816))

三宅 正樹
朝日新聞社


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5月15日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル





中国の友好国であり同盟国であるロシア、中国の世論調査の結果を受けて

2008-05-24 | ラジオ
80%以上の中国人がロシアと中国との関係を、大変良好であると考えている。
これは中国の世論調査研究所によって実施された調査の結果、明らかになっ
たものだ。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
世論調査研究所所長は記者会見の席上で、4月から5月にかけて一連の中国
の大都市で実施されたこの調査には、1500人が参加したことを明らかにした上
で、その内の36%の人は現段階での露中間系を戦略的パートナー関係であると
評価しており、また40パーセントの人は良い隣国であると見なしており、さらに
14%の人は良い友人である同盟国であると考えていることを明らかにした。

調査結果を5月16日に記者会見で発表した所長は、回答者の大部分が中国とロ
シアはエネルギー分野でのパートナー関係や、軍事分野での協力関係を促進し
ていかなければならないと考えており、アメリカからの干渉しようとする試みに関
心を示す事無く、両国の戦略的パートナー関係強化へ向け真剣に取り組んでい
かなければならないと考えていると言う点を指摘した。
さにらに回答者は今後、中国とロシアは貿易経済分野での協力や科学技術、文
化、産業分野に置いての交流を促進させていくだろうと考えている。

面白いことに5月8日には全ロシア世論調査センターが調査結果を発表したが、こ
れによるとロシア人は中国を世界の国々の中でも、最も友好的な国であると考え
ていることが明らかになった。

この様にロシア人と中国人の関係が完全に一致しているのだ。そしてこれは当然
のことであり、充分に説明し得る出来事なのだ。
と言うのもロシアと中国は、2001年7月16日にモスクワで善隣友好協力条約を締結
していた。
この中国とロシアという世界にも大きな2カ国によって締結された歴史的な条約を元
にして、両国の関係は政治、貿易経済、化学技術、軍事技術、文化、人道その他あ
らゆる分野において発展している。

ロシアと中国は両国の間に戦略的パートナー関係や、相関関係を確立した。また国
際舞台においても両国は、同じもしくはとても似通った形でいる。
これは平和や安全保障の分野において、とても重要なこととなっている。何故ならロ
シアと中国は共に国連安保理の常任理事国だからだ。
核兵器を有する両国は今後外交も外交政策方針を取り、アメリカを初めとするほかの
国々に対し国連憲章を守り、他の加盟国の内政に干渉しないよう、特に武力を行使
しないよう呼びかけている。

最も重要な国際問題に関してどの国も、ロシアは中国と同じ立場を示しているかに耳
を傾ける必要がある。
恐らくアメリカが優勢だった際には独占されている世界秩序を作るという目的を追求
していた、アメリカの立場にも耳を傾ける必要があっただろう。
ロシアと中国は正しい民主主義の沢山の世界秩序を持つ世界へ支持しているのだ。
露中の戦略的パートナー関係や相関関係は、平和や世界の安全保障分野にとって
重要なものなのだ。
そしてこの露中間系が、今後も発展していくと確信を持って述べる事が出来る。
これはロシア、中国両国民の期待するところなのだ。
間もなく5月23日から24日にかけて、両国の全面的な交流を深めるためにメドヴェー
ジェフ大統領が、北京を公式訪問することになっている。

世界新資源戦争――中国、ロシアが狙う新・覇権

宮崎 正弘
阪急コミュニケーションズ


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5月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル




中国国際放送(5月22日放送)

2008-05-23 | ラジオ
●中国国家会計検査署署長は21日、四川へ赴き被災状況を視察し、会計検査
 幹部会議を開き、四川大地震の救援金、物資に対する検査を行い、救援物資
 の合理的かつ、合法的な使用及び被災地と被災者に真に利用されることを確
 保するため、その規範化管理を促進するとした。
●各国政府の指導者の四川大地震の犠牲者への弔問は、21日も続いた。

●海外メディアは、四川大地震で救助活動にあたる中国人民解放軍に注目し、
 高く評価している。
●中国では19日から21日まで全国の哀悼の日だったが、各国、各国際機関の
 指導者は中国大使館や常駐機関へ出向き、四川大地震の犠牲者を弔問した。

●中国の国家地震緊急救援訓練基地は今年下半期から使用される。これは中
 国初の地震災害の救援関係者を育成する基地となる。
●北京オリンピックの聖火リレーは、22日午前、中国東部の浙江省の寧波市で
 再開された。

●中国国務院台湾事務弁公室主任は22日、当面の海峡両岸関係に付いて、両
 岸同胞の共同努力の下で、台湾海峡の情勢は積極的な変化を見せた。両岸関
 係の平和発展は両岸同胞の共通の願いとなっていると述べた。
●日本の東京高等裁判所は21日、南京大虐殺の生存者夏淑琴さんの名誉き損
 裁判に付いて、東京地方裁判所の一審判決を維持するとしたことから夏淑琴さ
 んが勝訴。
南京事件「証拠写真」を検証する

東中野 修道,小林 進,福永 慎次郎
草思社


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●中国・アラブ諸国協力フォーラムの第3回閣僚会議が、21日にバーレーンの首
 都マナマで開かれ、中国の楊潔チ外相や22ヶ国の外相や代表が出席した。
●パキスタンの国境線を抱える西北国境省は、21日、省内の武装勢力と平和協
 定を結んだ。

●国連のパンギムン事務総長は20日、ニューヨークの国連本部を離れ、このほど
 サイクロン災害を受けたミャンマーに向かった。
 パン・ギムン事務総長は出発に先立って、ミャンマーはいま重要な時期にある。
 国連は被災地で救援活動を行っているものの、4分の1の被災者にしかに援助を
 提供できないでいる。国連は今後、ASEANやミャンマー政府と緊密に協力し、救
 援活動が困難な条件の下で、順調かつ効果的に展開できるようにしていきたい
 と述べた。