今年のクソ暑い夏頃、某コミュニティサイトで知り合った茶飲み友達のネ
ット上の名を凶さんという。
「茶飲み友達」と書いたが、実際に会ってお茶してるわけではないが気
楽に話せる友達のひとりである。
彼女とは、お互いのゲストブックという場でのやり取りなのだが、会話と
言うよりは漫才に近いものかも知れない。
彼女のユーモアセンスは、関西のお笑いとはまた一味違った面白さがあ
る。
僕はそのセンスが好きで、彼女との会話を毎回楽しみにしている。
勿論僕としても面白いことを書いてユーモアの逆襲をするのだが、彼女
の生まれながらにして持ったともいえるユーモアには勝てない。
そんな彼女の奈良でのエピソードを紹介しよう。
彼女が高校生の頃、奈良公園の鹿に鹿煎餅をあげようとしたら、鹿は凶
さんの煎餅には目もくれず、彼女のポケットに入っていた帰りの汽車のキ
ップを食べてしまい、彼女は泣く泣くキップを再購入する羽目になってしま
った。
それで彼女はいまだに奈良の鹿を恨み、いつかは鹿鍋にして食べてやる
う。と意気ごんでるのだが、もちろんそれはジョークであって、それを元に
色んな方向へ話を面白おかしく展開させていくのである。
そこで或る日、このユーモアを一部の限定されたコミュニティだけだと勿体
無いと思いblogを勧めたのだが、今で目一杯と言う返事だったので僕も、
それ以上勧める事はしなかった。
blogとなると今以上にコメントが多くなる可能性がある。、もしそうなると返
事を書くことにエネルギーが費やされ、その事で彼女本来のユーモアが
無くなってしまうことは僕としても望んでない。
娘さんがもう少し大きくなり手がかからくなったら、そのときにまた考えて
くれたらと思っている。
でもこんなユーモアセンスのある女性が一家に一台・・・これは失礼、一人
居てくれると楽しいだろうなぁ。独身の僕としては凶さんの旦那を羨ましく
思うのである。
娘さんも大きくなったら、凶さんの様にユーモアのある大人になって欲しい
と願うのだ。
でもいくらネット上の名前とは言え、あまり使いたくない「凶」をあえて用いる
ところが彼女らしさかも知れない。