ロシアと日本は近日中に原子力分野での協力に関する、二国間協定の準備
をめぐる政府間交渉を、ロスアトム・ロシア原子力庁のキリエンコ長官が、先日
東京を訪問した際に、これに関する合意が達成された。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
原子力の平和利用分野における両国の協力を深める問題は、2月に行われた
ロシアのフラトコフ首相の日本訪問の際に協議された。
このときロシア側は日本のエネルギー企業に対し、ウラン濃縮サービスの濃縮
ウランを提供する用意のあることを表明していた。
ロシアの専門家達は現在のロシアの産業的、技術的潜能力に立脚し、ロシアが
日本の原子力産業のウラン製品需要の最大30%を満たすことが出来るとの見
方を示している。
政府間協定の調印は、ロシア産の原発用燃料の供給の拡大を可能にするだけ
ではない。ロシア国内で日本のウランを濃縮する道を開き、原発用設備の生産
における、両国の協力の条件をも整備するものだ。
露日両国が協力は核燃料の供給だけに制限されれるべきではない、との確信
を示していることから政府間協定の調印により、原子力分野での二国の相互協
力の領域は大きく拡大されるものと見られる。
キリエンコ長官は東京を訪問中、原発用設備を生産する合弁企業の設立に、ロ
シア側が関心を持っている旨の発言を行っている。
この場合,原発の安全性と競争力を高める最新テクノロジーに優先性が置かれ
る。
とりわけロシア側が関心を持っているのが、原子炉やその保護設備のモジュー
ル工法の経験だ。このことは設備の大部分を工場で生産することを可能とし、そ
れにより工期が大幅に短縮され総コストが削減される。
ロシアは又ウラン産地の地質探査活動に、日本の投資を引き込む可能性を検
討している。
言い換えれば可能性のある協力のフィールドは、かなり広いと言える訳だ。
今年の年末までに、原子力分野での露日協定が書名され実現化されるよう、す
でに今月にも政府間協議がスタートする予定になっている。
この方面での協力への関心が非常に高いことから、双方はこれを短縮された期
間に行う構えを見せている。
4月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
をめぐる政府間交渉を、ロスアトム・ロシア原子力庁のキリエンコ長官が、先日
東京を訪問した際に、これに関する合意が達成された。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
原子力の平和利用分野における両国の協力を深める問題は、2月に行われた
ロシアのフラトコフ首相の日本訪問の際に協議された。
このときロシア側は日本のエネルギー企業に対し、ウラン濃縮サービスの濃縮
ウランを提供する用意のあることを表明していた。
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ロシアの専門家達は現在のロシアの産業的、技術的潜能力に立脚し、ロシアが
日本の原子力産業のウラン製品需要の最大30%を満たすことが出来るとの見
方を示している。
政府間協定の調印は、ロシア産の原発用燃料の供給の拡大を可能にするだけ
ではない。ロシア国内で日本のウランを濃縮する道を開き、原発用設備の生産
における、両国の協力の条件をも整備するものだ。
露日両国が協力は核燃料の供給だけに制限されれるべきではない、との確信
を示していることから政府間協定の調印により、原子力分野での二国の相互協
力の領域は大きく拡大されるものと見られる。
キリエンコ長官は東京を訪問中、原発用設備を生産する合弁企業の設立に、ロ
シア側が関心を持っている旨の発言を行っている。
この場合,原発の安全性と競争力を高める最新テクノロジーに優先性が置かれ
る。
とりわけロシア側が関心を持っているのが、原子炉やその保護設備のモジュー
ル工法の経験だ。このことは設備の大部分を工場で生産することを可能とし、そ
れにより工期が大幅に短縮され総コストが削減される。
ロシアは又ウラン産地の地質探査活動に、日本の投資を引き込む可能性を検
討している。
言い換えれば可能性のある協力のフィールドは、かなり広いと言える訳だ。
今年の年末までに、原子力分野での露日協定が書名され実現化されるよう、す
でに今月にも政府間協議がスタートする予定になっている。
この方面での協力への関心が非常に高いことから、双方はこれを短縮された期
間に行う構えを見せている。
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4月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル