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アフガニスタン国内で犯罪行為を活発化させるタリバン

2007-06-23 | ラジオ
2001年までアフガニスタンを実効支配していた、イスラム系武装集団タリバ
ンがアフガニスタン領内で、テロ活動を活発化させている。
先週、アフガニスタンの首都カブールでは、タリバン政権が崩壊した2001年
以降、最大規模となるテロ事件が発生した。
このテロ事件ではアフガニスタン警察の35人の職員が犠牲になった。しか
しタリバンによるテロ行為は、この事件に留まらない。
この事件に関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
アフガニスタン政府軍とNATO軍は、つい最近までアフガニスタン北部やカブ
ールをコントロール化に置くのに成功していた。
しかし最近その状況は変わりつつある。数日前アフガニスタンではカルザイ
大統領を狙った暗殺未遂事件が発生した。
カブール南東でカルザイ大統領が演説を行っていた建物に向けて、12発の
ミサイルが打ち込まれ、ミサイルはカルザイ大統領の居た場所から数百メー
トルの地点に着弾した。
幸いカルザイ大統領に被害は無く、無事に演説を終えている。

大仏破壊 バーミアン遺跡は
なぜ破壊されたか


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タリバンのリーダーの一人、ユースフはカルザイ大統領の暗殺は以前から計
画されていたものだと明らかにしている。
一方で事故や人的ミスによって、アフガニスタン人が犠牲となる事件も増加し
ている。
最近アメリカ軍がアフガニスタン東の検問所を攻撃した際、アメリカ軍の兵士
はアフガニスタン警察の職員をタリバンのメンバーと思い込んで攻撃し、その
結果7人が死亡する事件が発生した。
また18日に行われた連合軍の作戦でも、アフガニスタンの子供数人が犠牲と
なっている。

現在2万4千人のアメリカ軍兵士を含む、5万人規模のNATO軍がアフガニスタ
ンに駐留している。
最近NATO加盟諸国の国防大臣らはブリュッセルで会議を開き、アフガニスタ
ン情勢に付いて意見を交わした。
しかし会議は状況を改善するための具体策をまとめる事が出来ないまま終了
している。

一方、国際赤十字もアフガニスタン状況に評価を与えている。
国際赤十字はジュネーブで声明を表し、その中でアフガニスタンにおける人道
状況は、1年前よりもさらに悪化したとしアフガニスタン市民は、タリバンによる
爆破事件や襲撃事件だけでなく、NATO軍からの空爆にも苦しめられていると
指摘している。
そしてこのような状況の下では、一般市民への支援か益々、難しくなっていると
の見方を示している。

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6月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル




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