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弘前の病院院長逮捕報道で思うこと

2005-02-10 | 青森
2月9日付東奥日報朝刊に、弘前市内の開業医院長が同医院の看護助手二人が、
無資格で注射や人口透析の医療行為をしていた事件で、保健師助産師看護師法
違反の共犯の疑いで逮捕されたと報じた。(二人の看護助手は罰金50万円の刑が
確定、10日には院長の身柄が青森地検弘前支部に送検された)

今の時代、病院経営が大変な事はこの僕でさへ病院利用者の一人として肌で感じ
る。これは個人病院に限ったことてはなく民間病院でも大変な状況であることを知
ることが出来、こんな医療行為をやっていて医療監査の際、問題にならないのだろ
うかと思うことが決して珍しくない病院がある。

さて今回逮捕された院長は今後、司法の場に委ねられるわけだが、それとは別に
患者を裏切った事をも見過ごしてはならない。
医療機関を訪れる患者の多くは、ここの病院なら大丈夫と思ってるからこそ通院出
来るんだと思う。
何処何処の病院は変だと噂が流れたりなんかしたら、まさしく死活問題である。

今回の事件は人件費が病院経営を圧迫している表れだろうと察する事が出来る。
数年前、僕の近所に個人病院建設最中に建てられていた建て看板に「準看護婦募
集」(この頃はまだ看護婦)の文字があった。
正看も準看も実際にしている仕事は殆ど同じなのに、今でもこういった資格があり、
給与の面で格差が生じている事に疑問を感じるし、準看護師はいったい何のため
に存在するのだろうかと言った疑問を感じる。

医療事故を防ぐ意味でも、看護職員が仕事のやり甲斐を感じる環境が必要なので
はと思う。
最初から賃金を抑える事しか思いつかばないのなら、開業なんかするなよな。と単
純に思ってしまうのだ。

新聞やTVでは報じられない事情を抱えてはいるのだろうけど、今回の事件は患者
として軽視できない問題であることには変わりない。

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