世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

ランパーン紀行

2015-08-28 11:41:39 | タイ王国
 ランパーンは2度目である。初回はランパーンの著名な観光地で、コカー郡に在る名刹ワット・ランパーンルアンに参拝した、5年前のことである。
 今回の目的はランパーン博物館、2つの寺院付属博物館の見学である。結論から云うと、ランパーン博物館、ワット・プラケーオ・ドーンタオ付属博物館は休館で、見学できず不完全燃焼であった。
 往路はチェンマイ駅08:50発の特急8号列車で行く事にした。滞在先のカンタリーヒルズを出たのは1時間前で、シーロ(赤バス)料金は交渉の結果1人30バーツであった。


 (写真は上からランパーンまでの2等車チケット、料金は50バーツ。列車番号8号特急。その車内で1等車の連結は無いとのことであった)
 チェンマイ駅定刻08:50に対し、3分遅れで発車。ランパーンまでは途中のランプーン駅で停車し、以降3駅で信号待ち停車をした。ランパーンからはドイ・クンターンの山越えで、クンターントンネルに向かって上りとなり、車速は遅くなった。写真はその沢沿いの風景である。

 結局、ランパーン駅に到着したのは、定刻に対し約25分遅れであった。これでは乗る客もいないであろう。
 ランパーン駅前には、蒸気機関車が展示してあった。記念に1枚パチリと写したのが、下の写真である。

 駅前待機のシーロと価格交渉。4時間で時計塔、ランパーン博物館、ワット・チェディールアン、ワット・プラケーオドンタオ、バーン・サオナックを廻り、バスターミナルまで送ってもらう条件で、500バーツで合意した。
 市内観光と博物館見学は、後日ブログに掲載することとして、帰りはバスターミナルからバスで、チェンマイ・アーケードまで戻ることにした。料金は67バーツ。午後3時過ぎに出発して、チェンマイ・アーケード着は約2時間後の午後5時過ぎであった。




(写真は上からランパーン・バスターミナル、乗車したバス、チェンマイアーケード・バスターミナル、チケット)
 今回のランパーン紀行の交通費(2名料金)は・・・
 二マンヘーミン通り→チェンマイ駅 60B、チェンマイ駅→ランパーン駅 100B、ランパーン市内シーロ 500B、ランパーン・バスターミナル→チェンマイアーケード 134B、チェンマイアーケード→カンタリーヒルズ 40B の合計834B(日本円換算約2,900円)で収まった。ランパーンへお出かけの方々の参考になれば幸甚である。





Baan Tong Luangの少数民族村・カヤンカレン族

2015-08-26 09:43:32 | 東南アジア少数民族
 所謂首長族である。タイの首長族集落は、メーホンソンからミャンマー国境にむかった奥地に集まっている。ミャンマー政府軍との抗争をさけて、タイに移住して来た人たちの集落である。写真に写っている少女は、そのようなことは知る由もなかろが・・・。
 彼らは高床式住居に住まいする。屋根には千木を見ることができ、弥生時代の高床式住居に繋がるものがある。
 彼らは古来アニミズムで、高い木などに精霊が宿ると信じてきたが、近年はキリスト教を信仰している。その教会が村の高台に建っていた。







Ceramics of Seductionより

2015-08-23 12:13:26 | 陶磁器
 Ceramics of Seductionについては、過日触れている。その書籍にシーサッチャナラーイ・ツカタ窯の陶磁製人形頭部が紹介されている。書籍の表紙と人形頭部のPageを以下紹介する。

 口髭と顎鬚に髪は、頭の上で丸く束ねる髪型である。これは元か明かは別にして、中国人であろう。
 これら6つの人形頭部を見て、どれが何人であるかは分からない。下右端は面長で口髭があり、鼻筋が高いことから西方人種の匂いがする。
 上の3つの頭部も口髭や顎髭をもち、面長で被り物をしており、やはり西方人種の匂いがする。
 スコータイ朝第3代王・ラームカムヘーン王(在位 1279-1299年)の時代の版図は以下の橙色の範囲である(Wikipediaより)。
 ここでナーン、ルアンプラバーン、ナコンシータマラートは非タイ人の領主が、スコータイ朝に朝貢する藩国であった。これらの使節や人々がスコータイ王都を訪れるのは必然である。西方顔の人々が訪れるのは交易目的であろうが、他に何かあるのであろうか? 同時代明の鄭和は大船団を率いて、遠くアフリカに達したという。中東の人々がスコータイ王都を訪問するのは、十分に有り得る話である。






初めてのカムティエン市場

2015-08-22 09:31:29 | チェンマイ
 過日、チェンマイ大学構内の南東隅、ロイヤルプロジェクト直営店の近くで、露店が集まる催しがあった。そこで、当地ではブリック・タイと呼ぶ胡椒の鉢を購入した。おじさんに肥料を聞くと16-16-16だとメモしてくれた。カムティエン市場で販売しているという。
 カムティエン市場は、その横を何回か通過したことはあるが、目的地としては初めてである。場所はJJマーケットを過ぎて、ロータスのちかくである。
 肥料は難なく入手することができた。雑多な種類の店が出店している。観賞魚、小鳥、植木、花卉、盆栽、水草、栽培用品、消毒薬、殺虫剤、肥料、作庭用品、石材等々、緑化や植物栽培についての諸々がすべて揃っていた。




 珍しい蘭の類が見つかるかもしれない。好事家には垂涎の場所化もしれない。帰りには近くのロータス・カムティエンに寄って帰った。