今朝(4日)起きてブログサイトをチェックしたら、連休中なのに、すでに平日の半日分のアクセス数があったので(このブログは職場でご覧の方が多いのか平日のアクセス数のほうが多いのです)、何事かと思ったら、本日付静岡新聞朝刊のラジオテレビ欄に6日午前9時55分からSBSで放送の『しずおか吟醸物語』の紹介記事が載っていたんですね。
あわてて記事に目を通すと、あれあれ間違いが! 〈1月に新酒の仕込みが始まる時期、青島さんは丸刈りで現れる〉とありますが、新酒の仕込みが始まるのは11月です。番組内でも11月とテロップを入れてあるはず。
〈蔵人たちの動きも比叡山の僧侶を思わせるように神々しく見え…〉って続きますが、比叡山は困るよなぁ(苦笑)。天台宗ですよね、比叡山って。青島さんも私も禅宗ファンで、よく2人で禅の修行の話をするので、せめて〈修行中の僧侶〉というように宗派や寺を限定しないでほしかった。誰が書いたんだろうこの記事…。
まぁ、こうして活字になってしまったものを今更アレコレ言っても仕方ありません。記事のおかげでこうしてブログのアクセス数が増えたことはうれしいし、この番組のことをまったく知らなかった一般視聴者の関心も少しは高まるはず。
6日午前の同時間帯、NHKがドラマ『ハゲタカ』の再放送をするようです。今朝から始まっていますよね。10数年前、外資が黒船のごとく日本市場を荒らしたマネーゲームの実態を赤裸々に描いたドラマが、裏番組で放送されるなんてすごい偶然かも。〈しずおか吟醸物語〉の中心人物である青島さんは、まさにその時期、NYウォール街のファンドマネジメントの世界を捨て、家業の酒造りに戻った人。そのままNYに居たら、ハゲタカの主人公鷲津になっていたかもしれないのです。
NY時代の青島さんの資料は、本人が封印したため、ほとんどなくて、その転身ぶりを映像で表現するのに苦労しました。私自身は、過去がどうだったということよりも、彼が真っ白な状態で酒造りに取組み、酒造家としてどう生きようとしているのかを追うことで、これまでの彼の生き方が自然に浮き上がってくればいいと思っていますが、一般の人はまずそのキャリアに注目するのでしょう。
いずれにしても、同時間帯に『ハゲタカ』が放送されるなんて、ちょっと皮肉。私、けっこう夢中になって観てましたよ、このドラマ。「青島さんはああいう世界にいたんだね~」なんて本人に話したこともあったっけ。
こうと決めた道を脇目も振らずに突進する青島さんの性格は、ひょっとしたらファンドの世界にいた頃と変わっていないかもしれませんが…。