杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

浜名湖らー油と仲間たち

2010-08-25 11:50:55 | 社会・経済

 ここ数年来、静岡県商工会が地域の商工業者の販売促進をサポートする補助事業『地域資源∞全国展開支援事業』にかかわっており、昨年度は当ブログでもご紹介したとおり、フルーツふりかけ『ふりーらフルーラ』の企画開発をお手伝いしました。

 

 

 今年度は目下、静岡県のご当地こだわり調味料開発に取り組んでいます。ご一緒するのは、これまでもお世話になったフードコーディネーターの石神修さんと、今回新たにアドバイザーに加わったビオファームまつきの松木一浩さん。対象となる商工業者は伊豆の調味料メーカー2社、由比のさくらえび加工食品メーカー、菊川のお茶関連メーカー、浜松雄踏の食品メーカー、浜名湖舘山寺の観光レストランの計5社。伊豆の2社はわさび、由比はさくらえび、菊川はお茶、浜松2社はうなぎをテーマに、ユニークで斬新な調味料を企画しています。

 

 9月7日から10日まで東京ビッグサイトで開催するグルメ&ダイニングスタイルショー2010秋で、試作品の試食コーナーを設けますので、東京へお越しいただける方はぜひお立ち寄りください。私は初日7日にブースでマーケティング調査に立ち会いますので、お声かけくださいね! ショーの開催要項はこちらをどうぞ。

 

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 さて、23日(月)は、この事業の参画事業者である浜名湖舘山寺のレストピア山崎さんをお訪ねし、オリジナル商品の広報戦略について、専務の山崎美代子さん、料理長の入江敏之さん、地元商工会の指導員の方と検討しました。

 

 レストピア山崎は、浜名湖舘山寺ゆうえんちパルパルの東側にあるレストランとショップが一体となったドライブインで、これまではどちらかというと観光バスの団体客がターゲットでしたが、最近の旅行形態が個人や家族・グループの少人数単位に移ってきていることから、団体客対応の既存施設をどのようにアレンジしていくかが経営課題となっています。・・・これは全国の観光地共通のテーマですね。

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 山崎さんの場合は、料理長の入江さんがアイディアマンで、オリジナル商品の開発にも積極的。食べるラー油ブームに乗って今春発売した『浜名湖らー油』は、うなぎの骨エキス&自家製タレ&桜エビも入った、ご当地らしさ満開の逸品です。全国展開支援事業の委員会で試食させてもらったときも好評でした。

 

 

 

 

 

 23日はラー油のほか、遠州産にんにくをふんだんに使った『にんにくみそ』、静岡いちご・あきひめ(浜松産)の『姫ジャム』、昨年度全国推奨観光土産品審査会で日本専門店会連盟理事長賞を受賞したという『うなぎ姿焼』と、推奨品に選Imgp2868ばれた『うなぎのきも煮』『うなぎまぶし』も紹介していただきました。

 

 

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 奇をてらわず、地元の食材をプロの料理人が味重視で加工し、しかも観光土産品として買いやすく、食べやすい形態で開発した商品の数々。その価値をもっとわかりやすくアピールするよう、売り場のレイアウトや陳列方法を工夫し、外向けには、他の地域こだわり食品の目利きショップと連携できたらいいですね!とアドバイスさせてもらいました。

 

 

 来月の東京ビッグサイトでは、石神さん&松木さんのアドバイスも加わった面白い新作調味料がお目見えします!レストピア山崎さんのオリジナル手作り商品情報はこちらのサイトをどうぞ。