すでにお知らせのとおり、12月5日(日)は、藤枝市岡部の大旅籠柏屋にて『酒と匠の文化祭』を開催します。多くのみなさんにご支援ご協力をいただき、準備のほうも着々と進んでいます。ぜひご期待くださいね!
ところで、前日の12月4日(土)、私が映画制作にかかわるきっかけにもなった映像作品『朝鮮通信使~駿府発二十一世紀の使行録』の上映会が久しぶりに開かれることになりました。
場所は、静岡市クリエーター支援センター。そう、朝鮮通信使の制作元・しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアム(SCV)の事務局がある施設です。SCVは2008年から静岡市クリエーター支援センターの指定管理者になっているんですね。
朝鮮通信使の制作は2007年でしたから、私は支援センター自体にはあまり縁がなくて、客として利用する程度。静岡市内では一番ハイレベルな映像試写ルームが出来たので、08年夏の『吟醸王国しずおか』パイロット版第一弾の試写会はここで開かせてもらいました。
ただ、なぜか、この映像ルームでSCVが制作した『朝鮮通信使』を上映する機会が、(私が知る範囲では)今までなかったんですね・・・。今まで個人的に何度か各団体にお願いして開いてもらった上映会は、会議室での備付けスクリーンを使うことがほとんどで、ハイビジョンサイズのクリアな映像でお楽しみいただくことが叶いませんでした。
いつかクリエーター支援センターの映像ルームで『朝鮮通信使』が観られるといいのにな~と願いつつ、SCVにはすでに朝鮮通信使制作時にお世話になったスタッフがほとんどいないので、気軽に頼める術もなく・・・。
そんなときに、静岡県朝鮮通信使研究会の北村欽哉先生から「今度の総会でお話してみませんか?」と思いがけないオファーをいただき、通信使研究の専門家でも何でもない一介のライターが、お歴々を前に話をするなどトンデモナイと、びびった次の瞬間、クリエーター支援センターで上映会を開く願ってもない好機だ!と思い立ったのでした。
研究会のみなさんの多くは、何らかの機会に『朝鮮通信使』をご覧になっていると思いますが、上映後に制作裏話やロケ先でのエピソードなどを、脚本監修の北村先生と面白おかしく雑談すれば、いつもの真面目な歴史勉強会とは違うけど、それはそれで楽しんでいただけるのではないかと。
市営の素晴らしい映像ルームで、静岡市の予算で静岡市民のために作られた映像作品を上映するのですから、ぜひとも一般の人にもお声掛けしたいと思い、先生にご相談したところ、快くご了解をいただきました。
当ブログでも再三ふれてきた『朝鮮通信使』、未見の方はこの機会に、ぜひご覧ください。そして翌5日は、藤枝市岡部の大旅籠柏屋の『酒と匠の文化祭』内で、この映像制作を糧に生まれた『吟醸王国しずおか』パイロット版を上映しますので、ぜひぜひご覧くださいませ。
第4回静岡県朝鮮通信使研究会総会
◆日時 2010年12月4日(土) 13時30分~16時
◆場所 静岡市クリエーター支援センター3階プレゼンテーションルーム
*場所は静岡県庁横・旧静岡市青葉小学校です。こちらをご参照ください。
◆内容
13時30分~14時 総会
14時~15時10分 『朝鮮通信使~駿府発二十一世紀の使行録』上映
15時10分~16時 講話「朝鮮通信使の製作裏話」 鈴木真弓・北村欽哉氏
◆参加費 無料
*静岡県朝鮮通信使研究会入会希望の方は年会費(個人一口2000円、団体一口5000円)を当日受け付けます。
上映会のみの参加もOKです。ぜひふるってお越しくださいませ!
なお、吟醸王国しずおか公式サイトで、私とカメラマン成岡さんの朝鮮通信使制作秘話が読めますので、ぜひご参考にどうぞ!成岡版はこちら、鈴木版はこちら。