サッカーワールドカップはギリシャ戦を引き分けて決勝リーグへの進出難しくなった感じがします。
サッカーファンの人達は最後まで応援しましょうね。
さて「春を背負って」を見てきました。
平日の夕方ということもあって観客はチラホラ。
木村大作監督、松山ケンイチ(奥さんの小雪さんは元気でしょうか)蒼井優主演
思ったとおりストーリーは陳腐でしたが木村監督の作品はとにかく山の景色が素晴らしい。
ご隠居は若い頃ボチボチ山登りもしたのでその頃を思い出したくてつい山の映画があると観に行ってしまいます。
自宅で横になってレンタルビデオだと余韻が残りません。
CGをつかわず実際に3000m級の山をスタッフ全員で登り一回限りの映像は観客を圧倒します。
周囲の山並みを展望できる山小屋からの美しい風景。富山の実家の満開の桜。家族が縁側でお茶を飲むひと時。忙しいとつい忘れがちになる日本の原点があります。
木村監督は「俳優はああしよう、こうしようと計算するかもしれないけれど、2800mも登れば頭の中は真っ白。雄大な自然を前にすれば(お芝居)をしても、通用しないことが分かる。自分自身が全力で当たればいい」
木村監督の前作は「剣岳」でした。
100年前に陸軍の陸地測量部が剣岳の初登頂と測量を完成させるという物語。
目的がはっきりとした映画ですので自分の昔を思い出すなどというシーンはありませんでした。
が剣岳はもちろん、池平、雄山、奥大日岳、薬師岳などの景色は素晴らしかった。
昔、ご隠居がサラリーマン生活をしている頃「八甲田山」という映画が大ヒットしました。
若き木村大作氏がカメラマンとして活躍しました。
ご隠居は当時会社の歩こう会の会長をしていて(仕事の方は万年ヒラでした)あっちこっちみんなをハイキングにつれて行きました。
あのころはご隠居みたいに仕事以外で活躍する人がどこにもいましたが今は会社も余裕がないのでそんな人たちが活躍する場所もなさそうです。
さてこの「八甲田山」が上映されていた頃みんなで夏の尾瀬に行きました。
木道を歩きながら「天はわれを見放した」「馬立場はまだか」などとわめいていたことを「春を背負って」の山小屋で酒を飲んでいるシーンをみて思い出しました。
歩こう会というより夜のアルコール会のほうが中心でした。
何年か前「岳」という映画がありました。漫画が原作「三歩君」というのが主人公。
別に木村監督は関係ありません。
小栗旬と長澤まさみ、主演。山岳救助隊の話です。
長澤まさみの笑顔が前から好きだったので観に行きました。コブクロの主題歌も良かった。
どうでもいいおまけ
滅茶苦茶昔、燕岳にて
あの頃でも燕山荘で生ビールなんかも飲めましたが今はもっと素晴らしい山小屋になっているのでしょうか。