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ななきたのご隠居~野崎 幸治

千葉市美浜区で行政書士をしています。
地元では「ななきた(磯辺7丁目北自治会)のご隠居」と言われています。

駿河路を歩く(久能山)

2014年12月04日 | 旅行

日本平にやってきました。静岡の名所の一つですよね。

日本平より相模湾を望む。

雲が多くなって清水の街越しに見える富士山は見えませんでした。

日本平ロープウェー

さて日本平より少し下るような感じになるのですが久能山にロープウェーで行ってみました。

楼門

さて三大東照宮というと何処でしょう。(また出たあ!)

日光久能山川越です。

三大なんとかというのはだいたい2つは誰でも文句が言えない有名な場所で、最後の一つはあいまいで通説であるとか異論もあるなどと逃げているようです。これはどうかな。

唐門

拝殿は改修中で写真が撮れなかったのでパンフレットで失礼します。

日枝神社

神君家康公御遺訓というのがあります。

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し、急がなくても良い

つまり ペラペラ、ヘラヘラ調子よく軽く生きるな。回り道してでもいいじゃないか。

不自由を常と思えば不足なし

つまり スマホが繋がらない、コンビニが遠いなどと文句を言うな。昔なんかは飛脚で伝達していたんだ。それよりましと思え。

心にのぞみおこらば、困窮したる時を思い出すべし

つまり あれもほしいこれも欲しいと思ったらもっと金がなかった頃を思い出しなさい。

堪忍は無事長久の基。怒りは敵と思へ

つまり 何事も怒っちゃいけないよ。穏やかに暮らそうね。

勝つことばかり知りて負けることを知らざれば害その身に至る

つまり 勝つことばかりで負けを知らない人は結局自分のためにならない。学校でいつも成績が良くて偏差値が高いなどと回りにチヤホヤされている人は気をつけた方がいいですよ。

己を責めて人をせむるな

つまり 全くその通り

及ばざるは過ぎたるよりまされり

つまり 何もせず過ぎてしまったよりも届かなくても努力することが大事だ。 ご隠居が今まで生きてきて一番反省することです。いやはや。ご立派。

 

人はただ身の程を知れ草の葉の

        露も重きは落つるものかな

家康公の偉大さを感じつつ広い境内を散策していたら陽が落ちてきました。秋の陽はつるべ落としです。

イチゴ栽培のハウス

表参道の石段

手すりも石造りでうっかりささえにすると崩れて相模湾まで転げ落ちてしまいそうな急坂です。年寄りや弱者にはきつい。

静岡行きのバスを停留場待っていたらきれいな飛行機雲が見えました。

家康公でも誰でも死んでしまえば同じだなと思いました。多くの人の思い出に残るか家族だけかの違いはあっても。

ご隠居も死んでしまえば東照宮など建ててもらえないのは当たり前ですが誰も墓参りにも来てくれないでしょう。でもそれでいいのです。人生は生きている時だけ楽しく過ごせばいいのです。

秋の夕暮れは旅空では何か寂しいと、ふーてんの寅さんも言ってましたがレジャーで旅していてもそんな感じがします。


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