友人が12月に平林寺に行きました。私も40年ほど前に行ったことがありますがすっかり忘れています。
駅でいうとJRの新座駅か東部東上線の志木駅からバスで15分くらいです。
新座市にある関東屈指の紅葉の名所であり、観光寺ではなく修行道場として確固たる地位を獲得している禅寺の平林寺です。
新座市は埼玉県の最南端にあり、東京都と隣接しています。
市のほぼ全域が武蔵の台地に位置しています。
古代から人が住み、旧石器時代の遺跡も多く、縄文時代には各地が栄えていました。
この新座という地名は758年に朝鮮半島から新羅の草などを武蔵国に移したことに由来します。
まずは総門です。拝観者を迎える茅葺屋根の堂々たる総門。山号扁額「金鳳山(きんぽうざん)」と呼ばれています。
写真はいいのがなかったので省略します。
次は山門です。
築350年の風格を湛える平林寺のシンボルです。
江戸時代前期、平林寺が岩槻から移転された際に、現在の地に移築されました。
私も40年前に行きましたが、これだけは覚えています。素晴らしい建物でした。
次は仏殿です。
端正かつ威厳ある佇まいです。
本尊には釈迦如来坐像、脇侍には迦葉尊者と阿難尊者を祀ります。
扁額は江戸中期の書家三井親和(みついしんな)の揮毫です。
続いては中門です。
総門をそのまま小さくしたような造りです。
山門、仏殿、中門の4棟は総門から一直線上に配されています。これもいい建物です。
次は戴渓堂です。
この戴渓堂には日本に書法・篆刻を伝えた独立性易(どくりゅうしょうえき)禅師を祀ります。
続いては平林寺の境内です。
雑木林を主とする広大な平林寺境内林は、総面積13万坪(東京ドームおよそ9個分)。
かつての武蔵野の雑木林の面影を残す貴重な文化財。
文化庁、埼玉県、新座市等と連携し、境内林(雑木林)の整備が行われています。
境内の憩いの場として有名な放生池です。
境内散策の憩いの場。池の水はかつて野火止用水(平林寺堀)から通じていました。中島には弁天堂があります。
続いて片割れ地蔵です。
もとは1対だった地蔵の片方を平林寺に祀ったといわれています。
最後に野火止塚です。
塚の由来や用途ははっきりしていませんが、昔から境内にあったものです。
樹林に覆われた境内の中で、空が明るく広がります。散策の途中の休憩や、待ち合わせの目印に。
これ以外にも見るところはたくさんありますが、私も忘れてしまったのでこの辺で。
また次回をお楽しみに。
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