村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

45.本物の学歴社会

2006-09-03 07:24:23 | 人生
私は4回転職した後、今のコンサルタントを自営しています。
松下電器は有名大学出の社員が沢山いました。一方エンゼル工業やローム株式会社には、それほど有名な大学出身者はいませんでした。しかし会社の業績・能力・パワーは後者のほうが飛びぬけていました。エンゼル工業もロームもトップレベルの優れた会社でした。
世間一般的にも、有名大学出の多い会社は、業績不振になると言われています。政治や役所の世界においても、東大・一ツ橋や早稲田・慶応など有名大学出身者や頭でっかちの人が多く、その結果、最悪かつさんざ不正を働く政治やお役所仕事をして世界の恥さらし・国民のお荷物になっているのです。
だから「学歴不要論」というようなことが言われ定着してきました。松下電器も幸之助さんが創業した当初の10~20年の町工場のような時代には、有名大学出がほとんどいませんでしたが、その当時の松下の力は相当なものだったということをよく先輩社員から聞きました。幸之助さん自身が小学校しか出てませんが、幼い頃から社会に出て、大学出の何百倍・何千倍も努力したのです。松下電器も大卒が増えるに従って確実にパワーが弱っていったのも事実なんです。

私は学歴というものは、6つにあると思っています。

①幼児学歴:誕生~学校までの教育
②学校学歴:小学校~大学の学校教育
③社会学歴:企業など社会に出てからの教育
④経営学歴:親になって上司(指導者・経営者)になってからの教育
⑤家庭学歴:家庭での暮らしを通じての教育
⑥趣味学歴:習い事や趣味を通じての教育

ですから会社を転職する時には履歴書にこの6つに分けて教育歴を書くことが必要なんです。この6つの学歴が揃って立派であれば、どこの会社に行って働いても全く心配することはありません。まあ一度履歴書をこの6つを意識して作成してみて下さい。学校の履歴だけが光っているという方は、非常に問題なんです。こういう人を採用すると、会社にとって益するより弊害が多くなるのです。また働いた会社が、1社だけとか、1職場とか1業種では、あまり立派なものとは言えません。幅広くいろいろな体験をしいろいろな苦難を乗り越えてこそ初めて「立派な学歴」と言えるんです。
学校の学歴より、社会の学歴や家庭の学歴のほうが大事なんです。また意外に大事なのが、幼児学歴です。「三つ子の魂百まで」と言いますからね。お子さんを生み育てる場合の親の責任や、会社での上司の責任は、極めて重大なんです。
学校の先生・学校の教育は、先生も社会学歴が全くなく、あくまで座学・耳学問・目学問にすぎませんので実践には向きません。人の真の実力とは、新しいことや困難に、どれだけ、どう対処するか、要するにテスト問題の何倍も応用問題が大事なんです。
生涯教育なり。生まれてすぐの幼児教育、家庭内での教育、指導者や経営者としての教育こそ、最も大事なことですよ。どちらかというと、学校出てからの学歴が大事なんですね。そういう真の学歴を持っている社員が沢山いる会社が強いのですよ。絶対に勘違いしないことです。
コメント
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