村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第42号 村上和隆の人生塾「一言」   本物と偽物の区別ができない現代人

2008-07-11 07:05:51 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

42.本物と偽物の区別ができない現代人、勧んで偽物(肥溜め風呂)にどっぷり浸かっている都会暮らしの現代人

何事にも本物と偽物があるのですが、貴方の人生は、どちらの暮らし方をされていますか?「自分の人生が本物か偽者かわかりません?」という人が多いのではありませんか?
便利で豊かになり過ぎると、どんどん偽物の暮らしになっていくのです。そういう原則を適用すると現代の都会の暮らしは偽者そのものなんです。
家とお金を1億円持っていれば何もしなくても一生暮らしていけるなんてのは、偽者以外の何物でもありません。

人間はつらいことや苦しいことが嫌いで、楽を求めますので、都会の暮らしを求めるのは当然なんです。水は低い所へ、人間は楽な方に流れていくのです。
人は無意識に偽者の暮らしにはまっていくのです。一生恵まれて何不自由なく暮らす人は、哀れにも、偽者の暮らしで一生を終えるということなんですよ。
「えー?おかしいですね、幸せな一生ではないのですか?」俗世間ではそういうのを幸せな一生というのでしょうが、実は、そういうのは偽者の一生なのです。
”お金で簡単に手に入れられる的ないい加減な生き方”なんです。

現代の子供と昔の子供を比較すると、昔の子供は食べ物や生活用具さえ手に入れるのは容易なことではありませんから、いろいろ努力したり、何年も小遣い貯めたり、稼いだりしてやっと手にいれたものです。
それに反して現代の子供は、スーパーやデパートに出かけてカードやお金でかなり高額なものまで容易に手に入れるのです。
どちらが本物に近いですか?程度の差はあれ現代の都会暮らしの人はそういう現代の子供に象徴されるような偽者の暮らしにどっぷり浸かってしまているのです。
ところが偽者の暮らしをしていることに気づかないで、むしろどんどん偽者の暮らしを追求するのです。

ある人がモンゴルの遊牧民と一緒に暮らしたそうです。貧しいが、そこには本来の人間らしい暖かい血の通った暮らし・生き方があったそうです。
今の日本では全く消滅していることに愕然としたそうです。日本人でも50歳以上の人は貧しかった昔の日本の人間らしい本物に近い暮らしをご存知なはずです。

私は偽者の都会暮らしを遠ざけるためにも、10年前から森で暮らしてきました。やっと本物の暮らしを取り戻せそうな段階になってきました。時々森に都会の方がやってきて「なんでこんな寂しい山の中でこんな暮らしをしているんですか?楽しいですか?」と尋ねられるんです。
「あーこの人も気づいていないが、偽物の暮らし(肥溜めの風呂)にどっぷり浸かってしまっているんだなー」とつくづく思うのです。

「自分の人生が偽者である」と気づく、または気づいて本物の人生に是正しようと志す人は、ほんの僅か数えるほど微々たる人数しかいません。
偽者の社会で、偽者の人間が、偽者の人生を送る、これでは何やっても、人間社会は良くなるはずはありません。
現代の都会における偽物の生き方・誤魔化しの生き方のほうが外見的には楽だし、良いことだし、無事のような気がするのは更に困ったことですね。偽物はどこまでも偽物です、さて貴方は???

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
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