村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

468.老人に多い物の場所を忘れ、探し廻ることの改善成果報告

2018-12-05 09:35:30 | 暮らし
指導や講演を依頼出来ます    村上原基 
講演例
  ・自分の人生論 ・山暮らし ・会話上達  ・老後の暮らし ・自主防災 ・資産運用 ・

   滋賀事務所: 滋賀県高島市安曇川町田中(通称:竹の里)     
村上原基人生勉強会
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒
    ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設

出来た・出来ます
テーマ:老人に多い物の場所を忘れ、探し廻ることの改善成果報告
老人必見

老いると、記憶が低下し、注意も散漫になり、行動がいい加減になる
 1.物忘れ(どこにしまったか忘れる)
 2.名前や言葉忘れ
 3.用事を忘れる
二階に上がって、何か用事があったのにその用事を忘れる
「なぜ二階に上がってきたのか?」少し前の事が思い出せない
そういうことをなくすには例えば、
メモを持ち歩く、すぐにメモする
又は口で何度も言い続けながら二階に行く

それをやるかどうかが大事なことなのだが、やらなければ、どうぞご勝手に!!

物忘れはおよそ60~65歳くらいから始まり、年々ひどくなる一方だ
しかし物忘れそれ自体は、どうしようもないのだ
ひどい場合は、物が見つからず、一日中探しても出てこないことも多い
挙句の果てにカード会社にカードの廃止を指示し「やれやれ」と一息つくと、
何と目の前にカードがあったりする。そんなことが何回も繰り返す
老とって杖をつくように、何かそれを補う方法を考えて実践すべきなのだが

老後は悠々自適どころではなく、無駄に時間を費やすことも多くなる
一日を物探しや言葉や用事を思い出すために浪費する、何とかしないといけない
私も55~75歳まで寄る年波に勝てず、随分無駄に時間を使って来た
元経営コンサルタントだった私も”かいぜん”の必要性を痛感し
20年も無駄にやってきたこれらの問題を75歳やっとほぼ解決した
何と”コロンブスのたまご”もよいところ、改善は、至極簡単なことだった

本題に入る前に、原因と思しきことを、私の経験から出してみる

 ①物の保管場所が決まってない
 ②つい、うかうかと適当な場所においてしまう
 ③後で思い出せないような場所に収納してしまう
 ④いつも保管する場所以外の場所にうっかり保管してしまう
 ⑤特に家の外で、ひょいと置いてしまうと、忘れたまま出てこない
 ⑥老人になりボケ、それが年々進行する
 ⑦アチコチ置く癖が完全に抜けない
 ⑧ズボンのポケットなどに仕舞ったはずが、どこかに落としている
 ⑨見える所に置かず、見えない場所に仕舞ってしまう
 ⑩保管した場所を記録しない
 ⑪出かける際などに、財布などを泥棒に取られまいと秘密の場所に隠す
 ⑫作業したり使ってそのまま、その場所に置き忘れる


皆さんも、物を探す原因をまず自分なりに出してみて下さい
 1.問題を出す
 2.改善案をだす
 3.改善を実行する
 4.効果を確認し、完璧になるまで改善を続ける

20年も、物を失うという問題を解決出来なかったことを恥ずかしく思う
しかし、これは私だけのことではなく、多くの老人の抱える問題なのだ
多くの老人の多くの時間が無駄な時間として使われているのだ
物忘れに関する「もっと勉強すべきだ」と痛感している

高齢化したからしかたないという認識こそが堕落・老化の元
改善すれば解決できることを、やり方がまずいために長いこと解決できずに
あっさり「歳のせいだ」と白旗を上げてしまう、そして本物の老人になって行く
松下幸之助が言ったようにまずは、「青春とは心の若さ」なのかもしれない

問題は些細なことではあるが、私は、しっかり原因追及と改善を実行し
現在、物の紛失は激減した。私にとっては非常に大きな効果だ
物が紛失するということ自体が非常に困ったことなので大助かりだ
「75歳やったぞー、よくやったー」
もし、今改善しておかなかったら、歳とともに益々今後ひどくなったと思う
  今でしょ

 ①まず保管場所と置き場所を区分し
  鍵とか財布とか携帯とかは保管というより日常はどこかに置きますよね
 ②保管場所も普通保管と秘密保管と区分
 ③保管場所は物を分類し分類毎に引き出しや収納場所を割り当てる
  保管場所や引き出し毎に必要な場合は名前を明記する
 ④その決められた場所以外に保管しないを絶対条件にする
   絶対に守るということが大事な要点だ

 ⑤次に置き場所だが、置き場所を数か所登録し、そこだけに物を置くようにする
   置き場所は、あくまで置き場所であって、一応なにを置いてもよい
   「参考」:玄関の机・居間入り口の棚・マイ机の上・台所の机の上・寝所の横の机の上
   大事なことは、
    ・指定場所以外に物を絶対に置かない
    ・置く都度きちんと置いたことを確認するできれば指差し呼称をする
    ・確実に見える場所であること、机の上に箱を置いておくのもよい、
 ⑥財布や通帳や印鑑や記憶媒体などの保管は秘密の保管場所になるが
これも場所を何か所か決めておく、決めた場所はどこかにメモをしておく
 ⑦財布や通帳や印鑑や記憶媒体は外出時には、出来ればバッグにいれて持ち出す

 ⑧外出時に物をなくさないこと
    ・バッグや洋服のポケットにきちんと仕舞う
    ・仕舞う場合はきちんと丁寧に入れ、確かに入れたことを目視で確認する
     (鍵や財布を入れたつもりが入ってなく落としてしまう場合も多い)
    ・棚の上や電車の椅子などに何気なく置いて忘れることが多いので手から離さない
    ・また降りる駅の一つか二つ手前で早めに荷物を手にかかえる
    ・電車やバスの乗り降りで椅子の上や棚を指差呼称で確認する
    ・買い物や戸外作業などで持っていた物を安易に何処かに置かない

 ⑨秘密の保管場所を新たな場所にする場合は、必ず登録し専用のメモに記録する

 ⑩外出時の戸締り、外出先での窃盗に注意する
   盗まれたのを無くしたと勘違いすると、とんでもないことになる
 ⑪外出時に持ち出す物には、名前と電話を記入しておく
 ⑫切符やカードは、いつも、どこにしまうか決めておく
  (例えばズボンの右ポケット、上着の横右ポケットとか)
 ⑬それと物を置いたり、仕舞う場合、「そこで良いのか?」と確認することだ


例外を許すと物の紛失は絶対になくならない、でも真面目に守っていれば
ほぼ物の紛失は皆無となるはずで、私の場合は完全に紛失がなくなった
「ちょっとだけよ」が一番いけないのだ

原因を、もし、一言で言うとすれば
「きちんとルールを決めきちんと守ってない」である
しかし、これは物忘れだけでなくあらゆることに通じるのだ

問題の2点は、①見えない場所に仕舞う ②登録してない場所に仕舞う・勝手に置く
きちんとルールを決めず、きちんと守らない人は一生、物を失い続ける
  「物の紛失は貴方自身が悪い」
  あたかも自分のせいではなく、歳のせいのように言うのは止める


老人の多くが口にする「私は高齢だから」ではないし、特別扱いは駄目
   親切心が仇になるのだ
無理のさせ過ぎはいけないが、
老人は過度に保護したり、電車バスで老人専用座席に座らせてはならない
老人が老人にならないためには、若者らしく考え、元気に振る舞うことだ


物忘れも身体の衰え同様に、使わない・かばうからひどくなる症状なのだ

どうしても物がなくなるようだったら、やるべきことをやってないはずだから
その都度究明し、即座に深く反省し、再発防止を積み重ねて行くことだ

逆に若い時には「若いから、未熟だから、しかたない」となるが、
どちらにしろ歳のせいにして、原因をすりかえているだけのことだ
その他
女だから・弱者だから・慣れてないから・始めてだから・苦手だから・・・
何か手っ取り早く原因をすり変えてはならない、本当の原因を明らかにすることだ

 裏に潜む、本来の原因を追求することをさぼってはいけない
”何でも歳のせい症候群”とでも言うべきものが高齢社会日本に蔓延している
  保護・補助・支援・というものには碌なものがない
 「そんなものがないと出来ません」という認識は実に浅はかなものでしかない

例えば、物忘れ・腰痛・ひざ痛・虫歯や歯周病・引き篭もり・・・・
これらも歳のせいにしがちだが、その根底に本当の原因があるが、
隠れているので、ついつい見えている歳のせいにして片づけてしまう
周囲が介護介護と世話焼きすぎるから、老人は身も心も動かさなくなるのだ

根本解決せずに先送りになり、問題は一向に改善されず更に悪化する
「やっているが、なかなか解決出来ない問題」の多くはこの類なのである
本質的な原因を自分で深く掘り下げ、その原因を改善しないといけない

歳のせいにして次々に身体の部分が劣化していくのを放置すると困るのは、
ある部分の劣化が引き金になって、アチコチの他の部分の劣化に
飛び火していくことだ、自動車に例えると、ブレーキが利かないとエンジンや
車輪やハンドルまでに影響を与えて、ついに修理の効かないポンコツ自動車になってしまう
老いは部分から始まり、いい加減に放置すると全部が老いていく
人もポンコツ老人になり、認知症老人、寝たきり老人になって行く運命になる
そうならないために
例えば、たかが歯ぐらいではなく、歯も一生懸命大切に守ることが大事なのだ
虫歯⇒歯抜け⇒入れ歯⇒消化不良⇒内蔵疾患⇒栄養不足⇒骨折⇒寝たきり

老いても全てが均一にきちんと管理され守られていなければならない
老いてこそ、全てが均一にきちんと管理され守られていなければならない
悠々自適とは本来そういうことであり、出鱈目・だらしないことではない

 ・人は部分は見えているか全体が見えていない
 ・人は現在は見えているが将来が見えていない
しかし、私に言わせれば、更に、部分すら、現在すらきちんとつかみ切れていない
部分も現在もきちんと掌握し、その上で、今やるべきことをきちんと実行すべきなのだ


歳のせい⇒少しぐらい、身体の一部ぐらいしょうがない⇒次々に全体に影響し
⇒心臓も足腰も頭も働かず⇒引きこもり⇒寝たきり老人⇒ポンコツ老人

今町に溢れる老人を観ていると大方いい加減な老人達である
周辺や指導する立場の人の責任でもある、向き合い方が間違っている
高齢化社会は歴史上初めての体験なのでノウハウが蓄積されていない

若い人の場合でも例えば、会話下手・付き合い下手を
 自分の性格のせいや口下手のせいにするようなもの
そうではない、本当の原因は、幾つかの必要なことがやられていないだけなのだ
実は非常に多くの原因が内在しているのだ、経験豊富な人から指導を受けるべきだ

虫歯も同様で歯磨きが下手で片づけてしまいがちだが、そうではない
非常に多くのきちんとやるべき事項が皆出来ていないだけのことなのだ
 歯磨きは、歯の管理の一部なのだが、そういう認識を持たず努力もしない
75歳の私の経験では、歯磨きですら、やるべきことが非常に多い

●ついでに人名や草木の名前もすぐに忘れるが、私のやっている方法は
 私の体験では、かなり効果があります

それは英語や何でもよいのですが、別の言い方を作り出すことです。
「そんなやり方は駄目だ」と頭ごなしに否定せずに、とにかくトライ

例1:廣坂さん⇒wide slope
例2:下市さん⇒under one
例3:佐伯さん⇒three station
例4:むくげ⇒鼻毛
例5:大橋さん⇒big bridge
例6:タラの芽⇒たらちゃん
例7:フェルメール⇒増える手紙
例8:ギボウシ⇒hat又は煮干し
例9:伊藤若冲⇒first young kiss
例10:ジェネリック⇒自エネ力

この他覚えにくいものを、工夫して何かに言い変えて下さい。
万一思い出せなくても、やらないより、より早く思い出せる
老人=諦めでなく、管理手法を駆使して乗り切ることだ
老人だから歳取ったからは禁句⇒どうにかする、方法はある

しかも、これを時々暇な時に思い出す訓練をすることでより確実に
覚えこめるようになる
 独自の老人管理法が必要なのだ old manegement tool
年取って、もう駄目なら、全く新しい発想で別の方法を独自に考えることだ
「これが駄目ならあれがある」「何でも工夫、歳なんかに負けてはいけない」
忘れるならば小さいノートにメモしてマイ辞書を作るのが最も確実だ
またはトイレなどに忘れる言葉を書き出しておくなんてのも効果的だ
高齢化するほど、脳を使うこと動かすこと、暇な時は思い出しをどうぞ

安曇川晩秋恒例の熱気球が近くの畑から飛び立った
間近に組立から熱気球が膨らみ飛び立つのを観られて感動した


今年の夏は猛暑と大風だったが、安曇川の山の紅葉はすごく綺麗だ
20年山暮らしをして、こんなに綺麗で12月まで紅葉が楽しめるのは初めてだ


田中の家の駐車場の右側は今年格子状に板を張ったが、
そこに余った波板をリサイクルしふたをしました。
これで冬の風も遮り、隣家との目隠しにもなりました。
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