村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第25号 村上和隆の人生塾「一言」   物価上昇や税や費用負担増にどう対応すべきか

2008-05-02 11:33:20 | 政治
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい


25.物価上昇や税や費用負担増にどう対応するべきか?

ガソリン・ガス・電気・肉・小麦粉・野菜・ビール・・・・・ほとんどのものが、かなりの割合で高くなっています。
こういう場合、貴方はどうしますか?昔、松下幸之助さんの話に次のようなものがありました。製品の3%の削減は難しいが30%など思い切ったコストダウンは意外にやさしいというものでした。
経営の神様の言うことは違うなー、私達凡人の考えとは全く違うことを言われるんだなーと思ったものです。

膨大な財政赤字なのに、政治や役所の経費削減もなぜできないかというと、松下幸之助さんの言うように3%くらいの一見できそうな削減をしようとするからなんです。これを30%削減しようという大きな目標を掲げると、あれ不思議なんとも簡単にできてしまうのです。

今の政治家の無能さは、そういう思い切った削減の方針や目標を出さない臆病者だということです。またマネジメントの定石を知らないからなんです。
会社の場合、経営革新の基本も同じで、3%の削減みたいな小出しの目標を設定してしまうと経営の体質改善は失敗します。
むしろ、30%くらいの大きな目標を思い切って打ち出さないと目標達成は極めて困難になるのです。

なぜこんな逆説的なことになるかというと、松下幸之助さん曰く「30%という目標の場合、原点・基本から大胆に改革しようとする」からだということなんです。嘘だと思うのでしたら一度やってみて下さい。

ちなみに私はここ2年くらい、先を見越して大胆な削減目標を掲げ取り組んでいますが、なんとも、今までできなかったことが、いかにも簡単に、どんどんできてしまっているのです。多分30%くらいの削減はできていると思います。
もっとも物価などが上昇していますから実質は20%くらいでしょうが。3%くらいの目標設定ですと、なにを減らすか迷いますが、30%となれば有無を言わせずできるものは片っ端から減らさざるを得ないのです。
そしてその結果すごく惨めになるかというと、これがまた不思議で、むしろ暮らしが楽で、心も軽快になり、楽しさや喜びさえやってきたのです。

日本の政治改革なんかも、今回の暫定税率なんかのある意味良いチャンスだったのですが、また元通りにしてしまい、せっかくの改革のチャンスを逃してしまいました。背水の陣でなく甘さ・いい加減さが日本を駄目にしているのです。

人生においてもメソメソ・ダラダラ・フラフラしていないで、男らしく「エーイ、思い切り背水の陣を敷けー!」ですね。

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
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