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生きていた!幻の魚クニマス

2010-12-30 22:47:32 | 報道/ニュース
  12月18日  NHK週刊テレビニュース


  クニマスは、秋田県田沢湖でのみ生息していた。
  田沢湖ではごくありふれた魚だったクニマスだが、
  湖の近くで行なわれた工事で水質が変わり、姿を消してしまった。
  何とか生き残っていないものか、
  クニマスに500万円の懸賞金がかけられたこともあったがみつからなかった。
  
  この魚が生息していた!
  発見したのは、京都大学総合博物館 中坊徹次教授らの研究グループ。

  きっかけはさかなクンに絶滅したとされるクニマスの絵を依頼したことだった。
  さかなクンは絵の参考のために、似ているヒメマスを各地から送ってもらったが、
  ある日届いたヒメマスを見たところ・・

  さかなクン
  「なんでこんなに黒いんだろう・・」
  中坊教授のもとに持ち込んだ。

  中坊教授
  「頭が真っ白。思考が止まる。本当に奇跡。」

  消化器官やエラの形などを調査しクニマスと確認されたのである。

  このクニマスは、田沢湖から遠くはなれた山梨県の西湖で捕れたものだった。
  西湖にはかつてクニマスの卵が10万個放流されていたという記録がある。
  ここでは別の名前で呼ばれていた。
  
  西湖漁業協同組合 三浦保明組合長
  「クロマス、クロマスと呼んでいて、クニマスとは誰も思っていなかった。」

  中坊教授
  「わずか10万粒の卵で残っているとはどの生物学者も考えない。よくぞ残っていた。」

  さかなクン
  「厳しい自然の中、その存在が知られなくても、
   ひっそりとでも一生懸命生きているとメッセージとして教えてくれた。」
  
  クニマスの生息が確認された山梨県の西湖では、
  クニマスを大切に保護しようと、年明け以降、湖の一部で禁猟区域を設ける方針である。









  




























  




   
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