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米大統領選 重み増すソーシャルメディア

2012-09-09 08:57:35 | 報道/ニュース


  9月6日 おはよう日本


  アメリカ大統領選で
  オバマ大統領を正式に党の候補に指名する民主党の党大会が開かれている。
  オバマ大統領とロムニー氏は
  今回 ツイッターやフェイスブックといった
  ソーシャルメディアの活用にこれまでになく力を入れている。

  民主党のオバマ大統領は
  4年前の選挙でソーシャルメディアを活用し
  若者を中心に多くの支持を集めた。
  今回はより積極的に利用している。
  できるだけ多くの人に党大会に参加してもらおうと
  党大会専用のアプリが開発された。
  この専用アプリを端末などに取り込むと
  民主党大会の日程など必要な情報がすぐに入手できるほか
  会場近くの観光情報などもわかる。
  前回に比べ若者の支持が低迷するなか
  大勢の人たちを大会に呼び込むのが狙いである。

  一方 共和党も前回の選挙でオバマ陣営に敗れた教訓から
  積極的にソーシャルメディアを活用して
  若者を中心に支持を広げようとしている。
  先週の共和党大会で会場でひときわ目を引いたのが
  大型スクリーンに映し出された
  全国から寄せられたツイッターのつぶやきだった。
  会場に設けられたスタジオでの討論会は
  ただのテレビの中継ではない。
  インターネットの動画投稿サイトで公開するために撮影している。
  
  共和党大会参加者
  「テレビを見ていない人にも大会の様子が伝わるわ。」
  「これまで大会に来ることがなかった若者たちが
   参加するきっかけになるね。」

  加熱するソーシャルメディアを利用した選挙戦。
  新たな方法も編み出された。
  ソーシャルメディアを通じ
  影響力のある著名人の協力を得ようというのである。
  ラジオの人気番組の司会者 リチャード・ファウラーさんは
  ツイッターやフェイスブックで約10万人とつながっている。
  オバマ陣営はファウラーさんの発信力に着目し
  民主党大会に招待した。
  オバマ大統領の支持者であるファウラーさんは
  連日 会場からオバマ大統領のこれまでの実績や選挙公約を
  ツイッターなどで伝えている。
  受け取った人がさらに別の人に伝えることで
  メッセージはどんどん広がる。

  ラジオ番組司会者 リチャード・ファウラーさん
  「全有権者に情報を届けたい。
   そうすることで世の中を変えるのだ。」

  アメリカン大学 デビッド・ジョンソン准教授
  「ソーシャルメディアは若者だけでなく
   いまや親の世代にも広がっている。
   今後 選挙への影響力は驚くほど大きくなるだろう。」

  アメリカで選挙運動に大きな変化をもたらしたソーシャルメディア。
  各陣営はこれまで以上にその活用方法を競い合っている。
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