9月13日 おはよう日本
新モデルの発売に向けて国内のスマートフォン関連産業も敏感に反応している。
スマートフォンの経済波及効果は年間7兆1,700億円。
注目の発表とあって関係者は固唾をのんで見守った。
スマートフォン向けのアプリを開発している会社では
オフィスの一角に担当者が集まり
アメリカでの発表をインターネットでチェックしていた。
新モデルにどんな機能が盛り込まれるのか。
アプリを修正する必要は無いか。
一刻も早く情報を入手しようとした。
「面白いアプリが作れるかもしれないという期待感はある。」
新モデルでは最新版の基本ソフトによって
店のクーポンなどを端末上に保存できる新機能が搭載された。
これに対応するため準備を急ピッチで進める。
「これから新しい機能が加わることで
社会とか生活に新しい変革がもたらされる。
そこの最初の部分を我々がお手伝いできる
そういったことを今後もやっていきたい。」
新モデルに注目しているのはアクセサリー業界も同じである。
スマートホン用の専用ケースや充電器などを製造している会社。
この会社は独自に入手した情報をもとに
発表に先駆けて新モデル用のケースを試作していた。
「今までのタイプより少し縦が伸びる。
少し厚みが薄くなるという点。
充電とかデータ転送のコネクター部分が
小さくなるという情報が入ってきている。」
発表を待っていると新モデルの発売にアクセサリーが間に合わなくなる。
このためいくつかのパターンを少量ずつ制作。
発売までのわずかな間に一気に量産し
店頭に並べることを目指している。
「iPhoneに関してはスピード。
保護ケース、保護フィルムを買う客が大多数なので
やはり同時に店頭で購入できるように準備しておく必要がある。」
スマートフォンを軸にした関連産業は
新しいモデルが登場する度に拡大している。