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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

キレる。

2008-10-23 08:07:39 | 日記
こんにちは。
四回目の日記です。

今回のテーマはキレる。

「キレる」ということばは、瞬く間に理解語彙、使用語彙になってしまった。
辞典にも載るくらい、一般的な言葉だ。
ふつう、怒ったときに使い、「堪忍袋の緒が切れる」という使い方が、「切れる」部分だけが取り出された形なのだろう。
どちらかというと、「怒る」よりも、突発的な、理性を欠いた、手のつけられない状態、というニュアンスがある。

僕の職場には「キレる」人が多い。
仕事がうまくいかなかったときやミスが発覚したとき、いきなり「キレる」。
そんなふうに言っても意味がないだろうと、僕が「被害者」でないときは傍目で見ている。
僕が「被害者」になる場合もある。
そのときは、自分に否がないときは内心「逆ギレ」状態だ。

問題は、「キレる」ことそのものにはない。
僕が怖いと思うのは、僕の職場には「キレる」タイプの人がのし上がっていくという傾向が強いことだ。
よく「キレる」とは、人間関係までも「キる」ことになってしまう、というような説教くさい話を耳にする。
はじめて言った人は、したり顔で「うまく言えた」と自己満足に落ちっているのだろうが、僕はそれはちょっと違うイメージをもっている。
僕の職場では「キレる」人が、頭も「キレる」人なのだ、とされているところがある。
つまり、突発的に理不尽にキレる人が、どんどん出世していくのだ。
だから、部下の僕たちは、いつキレられるか、戦々恐々としている。

この記事は愚痴ではない。
確かに、もしかしたら、そういう傾向があるのかもしれない。

会社の研修などで、できる人はここが違う、というようなセミナー(?)のようなものがあった。
そこでは生活習慣が大切であり(無理やろ、この会社)、メリハリある生活が能力を引き出す、のばす、というような話をしていた。
確かに理想ではその通りだろう。
そう考えると、メリハリある、今まで遊んでいた瞬間に、仕事モードになれる人が、今後は「できる」人になるのだ。
それはどこか「キレる」に似ているとは思わないだろうか。

頭が「切れる」と、「キレる」というのは、実は共通項があるのかもしれない。
けれど、僕は人間でいたいので、頭の方が「切れ」なくてもいいので、突発的に「キレ」たいとは思えないなあ。
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