世紀末、余命ゼロの恋人たち…。
京都シネマにて鑑賞。1日1回の上映、しかも19:55から、、、。その上10日までです。なかなか上手く時間が取れないもんで、困ります。やっとこさ、何とか時間を調整しての鑑賞となりました。
何と、低予算で自主製作だそうで、日本円にして5800円の超格安ムービー!イギリスから上陸。出演者もボランティアという話題のゾンビ映画です。
いやあなかなか良かったです。ただそんなに恐怖を煽るような雰囲気の作品ではありません。しかもゾンビ化したコリンに哀愁さえ感じるんですね。
通常の作品の映像は幅が広いのですが、狭い?調べてみると、これすべてハンディカメラで編集したとか、、、。
これが監督が使っているものだそうです。
コリンがゾンビになってしまう場面から、映画は始まる。人間たちがゾンビになってしまった街中を徘徊する危険地帯を駆け抜け、ようやく友人宅にたどり着いたコリン。しかし彼は既に、ゾンビに噛まれて体調が変質し始めていた。そんなことはお構いなしに、既にゾンビに完全に変身してしまった友人は、情け容赦なく彼に襲いかかる。コリンは元友人だったゾンビを何とか倒す。
この人ダミアンかな?キッチンで襲われる。
コリンの意識も遠のきゾンビになってしまう。彼はふらふらと立ち上がると街に出て、生きた人間を襲いながらどこかに向かって行きます。歩き方が独特ですね。
ここからはコリン目線かな?
コリンが襲われているところへ姉のリンダが遭遇。リンダはコリンを助けるも、彼はリンダの腕を嚙んでしまう、、、、、。
リンダはコリンを母親にに会わせれば人間の心を取り戻すのでは?コリンを実家にに連れて帰ろうとする。しかしその方法もまったく
効き目はなく、次第にリンダにも症状が出始める。そんなコリンを恨む母、でもその半面コリンの変わり果てた姿に愛情があるのも見える。我息子に手をかけず、置き去りにして去る場面は何とも言えない。
コリンはどんな思いでいたんだろう?
ゾンビの群れに襲われ逃げ場を失う人たち。抵抗出来ずに生きたまま喰われる。
そうそう印象的なのは、ゾンビ狩りをする人々。格闘した挙句、ゾンビに嚙まれてしまう数人の人、その後ゾンビになるのをはずのを分かってか?その場で殺してしまおうとする人々。命乞いする者、子どもに別れを言わせてと哀願する女性。。。。
そんな人たちに手をかけるのは、とても辛いはずだが、、、、。何とも言えない場面だった。
あらすじ(goo映画より)
世界中である日、死者が甦り、生きた人間を襲い始める。ロンドンの街はパニックになり、社会生活は完全に麻痺する。その信じられない状況のなか、青年コリン(アラステア・カートン)は、甦った死者に腕を噛まれてしまう。謎のウイルスが、血液によってコリンの全身に運ばれる。やがてコリンは底なしの倦怠感に襲われ、しだいに意識を失っていく。コリンは死に、そして甦った。コリンは朦朧とする意識のなか、思うようにならない体を引きずりながら、街へ出る。同時に猛烈な空腹感に襲われたコリンは気がつくと、他の死者といっしょに、生きた人間の肉を食べていた。コリンは、ある場所に行かなければならないという衝動に駆られ、その目的地に向かって一歩ずつ足を進める。そんな彼を、“ゾンビ狩り”を楽しんでいる人間たちが襲う。その恐怖と戦いながらコリンはやがて、恋人ローラと暮らしたアパートにたどりつく。 不思議だったのは、恋人の家にたどり着いたコリンは人間だったところ。あれはどういうことなのでしょうね。 ローラと再会して良かった!と思ったら、、、、。彼女も。
メディア | 映画 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | イギリス |
公開情報 | 劇場公開(エデン) |
初公開年月 | 2011/03/05 |
ジャンル | ホラー/ドラマ/青春 |
映倫 | PG12 |
解説(allcinemaより拝借)
スタッフ・キャストを有志によるボランティアで賄い、製作費をほとんど掛けずに撮り上げた自主製作作品ながら、ゾンビとなった青年を主人公にしたユニークな切り口と完成度の高さが評判となり数々の映画祭で話題を集めた英国産ゾンビ・ホラー。世界的なゾンビの発生で壊滅状態に陥ったロンドンを舞台に、自らもゾンビになってしまった青年が、かすかに残る記憶とともに街を彷徨う切ない姿を描く。監督は本作で一躍注目の的となった新鋭マーク・プライス。
コリン役にはLAMDA出身のアラステア・カートン。
物悲しいゾンビ映画、なかなか斬新な発想で良かったですね。
この方がマーク・プライス監督。
http://www.colinmovie.jp/