オリンピックでは、メダルを取るとか勝つことに世間の注目が集まります。
それは仕方のないことかもしれません。
ただし、そのムードでは、選手には国民の期待が集まり、相当なプレッシャーがかかります。
最近、こういった選手が受ける重圧を告白した人もいます。
メディアは試合後に選手に駆け寄り、インタビューをしようとします。
あたかも、「選手なんだから、答えて当然だ」というモードでマイクを向けます。
インタビューでは、話す専門ではない選手が気の利いた話やコメントをしなければならないのです。
うまく言えなかったときには、「あのときこう言えばよかった」と後悔する人もいます。
これは、やはりおかしいのではないかと思います。
これはメディアの圧力です。
本業でいい結果を出すことに重圧がかかるうえに、インタビューでもいいコメントをしなければならないのは重すぎます。
インタビューに答えるのを当然とせず、応じたい選手にはマイクを向け、ちょっと控えたい人にはインタビューを止めるなどの配慮があっていいのだと思います。