箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

相談できる人になる

2024年05月27日 07時19分00秒 | 教育・子育てあれこれ



昨今の学校の教師は、多忙でたくさんの業務を抱えています。

そこで、とかく忙しそうにしているので、子どもの側から「声をかけにくい」「話しかけにくい」という感想をよく聞きます。

それに、「先生に相談したって・・・」という中学生も多いです。

さらに、先生を相談する相手として、はなから教師という存在をとらえていない生徒もいます。

子どもは相談したいことがたくさんあるのがふつうです。

学習のこと、友だちのこと、部活のこと、将来のことなどです。

親さんに相談するのは当然としても、相談相手に教師を選ばない子が増えています。

でも、わたしは教師に伝えたいのです。

困っている児童生徒が、「相談してみよう」と真っ先に思い浮かべる人になりなさい。

それが教師の存在意義だと、わたしは考えています。

いまみ2.3年目の教師が採用される前に、教師の志望動機と抱負を尋ねていくと、「子どもから信頼される教師になりたい」と言っていたのです。

何のために教師になったのか。

初心を忘れずに活躍して欲しいと願います。