箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

私たちは自分の意思で出会った

2020年08月18日 18時59分00秒 | 教育・子育てあれこれ

映画「君の膵臓を食べたい」には、次のような言葉が出てきました。

「私たちは皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない。

君が今まで選んできた選択と、私が今までしてきた選択が私たちを会わせたの。

だから、私たちは自分の意思で出会ったんだよ」

私たちは、「出会い」を偶然の産物と考えがちです。

学校でなら、○年度の○年○組のメンバー同士は、先生たちがクラス分けをして、たまたま同じクラスになった者どうしとなります。

そうかもしれない。

でも、人生や生きることは、じつは選択の連続なのです。

たとえば、A高校へ行って、野球をしたいと思い合格したのです。
選択をしたのです

同時に、別の人が、A高校へ行き吹奏楽をしたい。
これも選択をしたのです。

その二人が、もし学校で恋人どうしになれぼ、二人の選択が、二人を出合わせたことになる。

これは、とりも直さず、自分たちの意思で出会ったことになる。

そういう意味と、私は解釈しました。

ちょうどこの映画を観たあとに、教え子が集まる同窓会がありました。

そのあいさつで、私は映画「君の膵臓を食べたい」の中のセリフを引用して語りました。

「この同窓会の集まりは、偶然の出会いではない。みんなの選択と意思が、私たちを出会わせたのです」と。




コメントを投稿