
学校には多くの生徒が通ってきます。
当然ながら、日々多くの言葉が交わされます。
生徒どうしの会話、上級生と後輩生徒の会話、教職員と生徒の会話などです。
その中で、いま、とくに教職員と生徒との会話を取り上げたいと思います。
メールやSNSが全盛のいま、意思疎通を文字による情報にたよることが多くあります。
だから対面して対話する場面を大切にしたいのですが、問題となるのはその質です。
たわいもない会話ならともかく、生徒にとっての大事な会話をするときは、教職員は血の通った言葉で話さなければならないのです。
また、生徒の方も話される言葉に情緒を感じることができるかが問われます。
このことは、何も目新しいことではありません。
以前から学校教育で大事にしてきたことですが、文字による情報伝達の度合いが大きくなり、それも短い簡単な文字のやりとりになりがちな今日、対面の会話の質に注目したいのです。
要は、人間らしい営みの練習を積む経験を学校で実現することが必要であるということです。
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