箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

誰が雑草ときめるのか

2019年11月02日 14時48分00秒 | 教育・子育てあれこれ








私たちが庭や野原で見つける雑草。

学校ならグランドに生えてきます。雑草を刈ったり、抜く作業が必要になります。

箕面市の小学校では、校庭の芝生化事業で、芝生が育っている学校が多くあります。
芝生の中には、雑草が生えてくるので、それを除去する必要があります。

私自身も自宅の庭に雑草が生えてくるので抜きます。とくに春、夏は雨が降るたびに、雑草は大きくなるので、草引きもけっこうたいへんです。

しかし、草を引きながらはたと考えました。人間の側からすれば、映えてくる草は雑草であるけど、どんな草にも名前があり、それぞれの草が自分の育つ場所を見つけて、誇らしげにいのちを営んでいるのです。

人間側の一方的な見方や考え方で、勝手に雑草と決めつけているのです。

どんな植物にも名前といのちがあるように、人間もそれぞれ、名前をもち、命をもつことを、「雑草」は私たちに教えてくれます。

雑草を抜くときには、せめて「人の勝手ですまないね。引かせてもらうよ」という気持ちで、作業をしようと思いました。


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