いま大学のミスコン(「ミス〇〇(大学名)」)は様変わりしています。
開催をとりやめた大学がありますし、顔にマスクをつけコンテストを実施する大学もあります。
また、美しさという評価基準をあらため、社会貢献の活動を基準にしてコンテストをする大学もあります。
そもそも、ミスコンテストやミスターコンテストは、美しさで人を評価するものです。
美しさは、見る人の主観による影響を受けることが多いのです。
多様な人格をもつ人を主観的な基準で順位をつけるミスコンは、今の時代にはそぐわないものです。
「メーラビアンの法則」というものがあり、人は初対面の人を見た目の外見という視覚情報だけでおよそ70%ほど「この人はこうだ」と判断することがあります。
そのこと自体に善悪はないのですが、ミスコンやミスターコンが、そのような見た目だけで判断し、公的機関がコンテストを行い序列をつけるのですから適切なイベントでないと言われても仕方がいでしょう。
まして、日本では女性アスリートの中から、選んで「美人アスリート」という冠をつけ報道します。
また、多くの日時会話でも、人びとのなかで「イケメン」という言葉がよく使われます。
「イケメンと言ったらダメなの」と思う人は少なくないのではないでしょうか。
「美しすぎる〇〇」ともてはやすメディアもあります。
テレビ番組で、「美しい」とか、「太っている・太っていない」という外見上のことが話題になったとき、「太っている人」を意図的にカメラのズームを当てるのは、カメラマンの意識、番組のプロデューサーの意識がどこにあるかを物語っています。
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