箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

産業の建て直しも必要

2024年02月04日 10時15分00秒 | 教育・子育てあれこれ
わたしは2019年9月に能登半島へ旅行に行きましたました。


珠洲市もまわりました。珠洲ではバスに乗って景色を見ていると、夏祭りに使う「キリコ」が見えました。添乗員さんが説明してくださいました。

たいへん勇壮な祭、100人ほどの若い人が大きなキリコを担ぎ、海の中を乱舞する祭そうです。

聞き及ぶところでは、今回の能登半島地震で保管してあったキリコが大きく破損したり津波で流されてしまったそうです。

夏祭りでもうキリコは出せないと、地元も関係者は言っています。


また、輪島の朝市もまわりました。たくさんの人で賑わっていて、とくに伝統産業の輪島塗は目をひきました。

今回の地震で、壊滅的な被害を受けたと聞きます。






デザインや原木の土台づくり、漆塗りを施す工房や店舗が被災しました。300ほどの事業所はほぼすべて被災しました。分業制なので、再開のめどは立たないそうで

漆塗りの産業自体が存続の危機に瀕しています。

奥能登の揚げ浜式の製塩所も2月末までは休業をきめています。






漁港も海底から隆起して、とても船を出せる状況でないと聞きます。



損壊した家屋の立て直しと同時に産業の建て直しが必要なのが、いまの被災地の状況です。




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