高校では、新学習指導要領が2022年度(来年の4月)から、「論理国語」の新しい授業が始まります。
「そういうことだたのか、わかった!」というようなスッキリとするような奇跡はないかもしれません。
でも本は、人生とは何かを語ることができる友になってくれるのです。
これは実用的な文章を生徒が読み、論理的に読み取っていく読解力重視の授業になります。
この影響で、小説を軽視することにならないかという懸念が報道されています。
わたしも同感です。
思春期の子どもの思いは、理屈では語れないものです。
そんな思春期・青年期には、文学こそが生徒にとって実用的なのです。
たとえば、悩みや迷いの多い10代の子が、太宰治の小説を読むと・・・
残念なことに、小説を読んでも悩みや迷いに対する答えはないかもしれません。
「そういうことだたのか、わかった!」というようなスッキリとするような奇跡はないかもしれません。
でも本は、人生とは何かを語ることができる友になってくれるのです。
それが若い子が小説に触れて、読む意味なのです。
論理的に読解していく力も必要ですが、小説をおろそかにしてはなりません。
小説を読むのはかけがえのない営みです。
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