
1月17日は阪神大震災から30年で、テレビでも特番が組まれていたので見ました。
自分だけがが生き残った申し訳なさをとりあげていました。
災害や事故で生き残った人が、親しい友人や家族を亡くして、「自分だけが生き残った」という罪悪感や負い目を感じることをSurvivor's Guilt(「サバイバーズ・ギルト」)といいます。
災害はただでさえも心に受ける傷は大きいものです。
死別の喪失感から「何かできたのでは」と自らを責めるのも似た心の働きなのかもしれない。
心の傷を癒やすには心ゆくまで悲しむという、長い時間を要します。
そして、それを乗り越えるということは本来、人はできないのかもしれません。
その心の傷を引き受けて、引きずりながらも、それでも生きようとしたとき、その人にとっての未来が開けてくるのでしょう。
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