
母親が、自分や夫のいい点を認めていることは、子育てではたいへん重要になります。
自分のいい点を見つけている人は、他者のいい点を見つけることができるものです。
反対に、自分のいい点を見つけられず、悪い点ばかりを見ている人は、他者の悪い点ばかりが見えます。
つまり、自分を肯定できる人は、他者を肯定できます。
このような肯定感をもとに、じっさいの子育てでは、子どもに対してこういう親子の会話につながります。
「やさしいところは、お父さんに似ているね」とか「話し好きなところは、お母さんといっしょだね」。
このブログを読んでいる人がお母さんなら、お母さんは自分に自信がありますか。
子育てとは、わが子を「いい子」「優れている子」に育てることで自信をもつのではありません。
それよりも、お母さんが自分自身の生き方に自信をもつことが大切なのです。
どんな人だって、短所や欠点、弱点をたくさん抱えています。そのことを気にしすぎないで、「人ってそういうもの」と納得します。
そして、自分なりの努力をして、「できればいずれはこういうことができる人になりたい」と思えることが、ほんとうの意味での自信のある人だと、私は考えます。
ですから、お子さんに伝えてください。
「いまはできなくても、いつかできるようになるといいね。そのほうがなんか、楽しくなってくるね」と。
自分を肯定できることが、自分自身にとっても、また子育てにおいても、いかに大切かということです。
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