生徒が教師に求めることは、いろいろとあります。
その中でも、学校で過ごす大部分を占めるのが授業であるので、「わかりやすい授業をして、ていねいに教えてくれる先生」を求めるのは当然です。
とくに、いまの授業には、子どもが主体的に学習に向かい、クラスメートと対話をしながら、学びを深めていくことができる授業が必要となっています。
そのため、授業で1時間や単元ごとに「どんな知識や技能が身についたのか、またそれらを使い、どんなふうに考え、発表したり、表現したか」などを生徒が自覚することを大切にします。
このときに、生徒が「学んだ」と実感して、授業でかかわってくれた先生の大きさを思い、その授業の積み上げが先生への信頼感をつくります。
わかりやすく、ていねいに教えるためには、子どもの状況に応じて個別にかかわることが効果的です。
ところが、多くの場合、教師は、授業で一人で30人以上の生徒を教えています。
この個別指導と集団指導のおりあいをつけ、どの子も「今日はたくさん学んだ」と思える授業を行うことが、中学生が教師に求める今日的課題であると言えます。
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