わたしは縁あって教職について40年ほどになりますが、学校教育にかかわる仕事全般をするのが役割です。
ただし、わたしにはそれ以外にやる仕事があります。
ご縁のある教職をめざす学生または現職教員に、一人でも多くの子ども、保護者・地域の人から信頼される教師になってほしいという願いがあります。
出会った人に「あなたのおかげで教員になれた、教師としての今のわたしがある」と言っていただけるなら、何にも代えがたいやりがいです。
実際にいい先生になっている人に共通しているのは、「何のために教師をしているのか」という動機や目的がはっきりしています。
つまり、使命感をちゃんと認識できているのです。
「なんとなく教師をやっています」のではなく、使命感を確立して実践を重ねている人にお会いすると、あらためて、自らの心が洗われます。
教師になったのはその人の「天分」です。人はそれぞれ、何かの活動をする力・才能・特徴(天分)をもっています。天分を持っているのに、それが発揮されないこともあります。自分でフタをしてしまっています。
それが解き放たれるのは、自分だけがよければいいとするのではなく、与えられた天分を生かしきり、子どものことを思う時ではないでしょうか。
教師という人と児童生徒という人が関わり合う中で、相手がしあわせになることが自分の喜びになります。
自分もそうでありたいし、そのような教師が増えていけばいいなと思います。そのお手伝いをしたいというのがわたしの思いであり、使命です。
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