最近は、うちの家のまわりに鹿が出没するのは、ありふれた風景になりました。
ときどき、鹿とばったりと出くわすことがあります。
一目散に逃げ出す鹿もいます。
でも、こちらをじっと見つめて、微動だしない鹿もいます。
こんな詩があります。
彼は知っていた
小さい額が狙われているのを
しかし、この鹿は逃げもせず、わめきもせず
すんなり立って
村の方を見ていた
生きる時間が黄金のように光る
(村野四郎 「鹿」)
毅然として、死と向き合うものは美しく、プライドを醸し出します。
この世に生まれてきたかぎり、誕生から最期まで黄金のように光る生き方をしたいものです。
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