箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

経験の少ない教員には「いっしょに」が大切

2021年06月01日 07時17分00秒 | 教育・子育てあれこれ



学校の初任者育成で、わたしがいちばん大切だと考えるのは、自信をつけさせることです。

児童生徒への指導、保護者への対応など、本人は一生懸命やっているつもりでも、経験のある教員や周りからみると、ハラハラすることが多いものです。

ベテランの教員は、自分の経験をもっとも大事にしています。そこで何かと、口を挟みたくなります。

ただし、自分で考えてやったことは、うまくいかなかった場合でも本人の力になっています。

人は失敗するから成長できます。

だから、失敗が許されない職場環境(=職員室)では、人は萎縮してしまい、育ちません。

一生懸命本人が考え行ったことについて、いっしょにふりかえり、次にどうつなげていくかを考えていくのです。

この「いっしょに」がポイントです。「自分は一人だ」と思い込み、孤立感を深めるような職員室や人間関係では、人は育たないのです。


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