学校の働き方改革はまだ改革途上です。
そして、男性教員の育休取得も多くはありません。
なぜ取らないのかという理由は、
妻が家にいるから。
妻(教員の場合もある)がとるから。
職場に迷惑をかけるから。
学校の要職を担当していて、自分がいないと学校が回らないから。
人さまざまです。
男性教員が育休をとるには、校長の姿勢が重要であることは言うまでもありません。
現状では、多くの校長が本人から申し出があれば、「やめときなさい」と言わないのはもちろんです。
でも、あえて「男性教員も育休を取りなさい」と校長が積極的には教職員にアナウンスはしないのが一般的です。
しかし、「うちの学校では、男性教員もぜひ育休を取りなさい」という態度を校長が方針を積極的に打ち出すと、やはりトップの言うことだからという理由で取る人が増えるでしょう。
また、特定の教員だけがその校務の仕事を熟知していて、そのノウハウを他の教員が知らないという状況を打開することも必要です。
一人ひとりの教員が担当する仕事の段階・工程を増やしていき、多くの人がその仕事を知っているようにするべきです。
また、仕事の工程をマニュアル化して、それを見れば一人が休んでも、他の教員がカバーしてくれて、仕事がまわるようにしていく必要があります。
さらに、学校で男性教員の育休を増やすには、職場全体の雰囲気も大切です。
普段から協力しあえる職員室になっていないと、「育休をとります」とは言いにくいのです。
でも、いったん男性教員が育休を取り始めると
「では、わたしも」と続き、結果的に増えてくるようになるでしょう。
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