人間が毎日生きて行く上で、悩みを感じたり、困難に出会ったりすることが、なんと多いことでしょうか。
人生は喜びよりも悩みや苦しみの方が多いのではないかと、わたしは今まで生きてきて思います。
もちろん仕事や私生活での楽しみや喜びもありました。
しかし、人は苦しいことやつらいことを楽しいことやうれしいことよりも、よく覚えているからかもしれません。
つまり、喜びは「点」であり、苦しみは「線」なのです。
喜びはひとときで過ぎますが、苦しみは尾を引くのです。
しかしながら、たとえ苦しみに満ちた世界の中でも、白い花は、赤い花は、黄色い花はそのままで光り輝きます。
日本の社会は、バブル崩壊後の1990年代から30年以上もの間、がんばっても報われない状態が続いています。
希望の前途が開けていると思われた、わたしの青年時代とは大きく異なっています。
しかも、人口減少期に入り、国の力が衰退傾向にあります。
いま、日本に住む多くの人は、夢や希望を持てずに苦しんでいます。
うまくいかず何度も挫折を感じ、闇に呑みこまれそうになっている人もいるでしょう。
そうであっても、人は自分の存在を否定する必要などありません。
私たちはそのままで、光り輝くことができます。
生きるのがつらく、苦しみが多い世界でも、自分の内にある光を信じていたら、闇に飲み込まれることはありません。
人間の苦しみは、相対的なものです。つまり人と比較することで、どうしてもつらくなってしまうのです。
人との比較をやめ、自分にとって唯一、ほかにない道を見つけることが、生きていくうえでとても重要だと思います。
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