「ジェンダーバランス」という言葉は、最近になってよく使われるようになりました。
組織や団体を構成する男女の比率、いわゆる男女比のことです。
この問題性について、つねに児童生徒も教職員も男女が同数程度いる公立学校の場合、「男女共生教育」とか「男女平等教育」という実践を重ねてきました。
その実践から、男女別であった児童生徒名簿が男女混合名簿にかわってきた、学級の委員は男女同数にするとかの改善が進んできて久しくなります。
しかし、社会全般に目を向けると、依然として圧倒的な男性の優位性が見受けられます。
たとえば、高い地位は男性が多くを占めています。
大学の教授などの指導的立場につく人は男性が9割程度になります。
また、数年前には女子受験生より男子受験生を合格しやすく操作していた大学の医学部の問題が明らかになりました。
それだけではありません。最近になって注目されだしたのは、演劇界、美術界、映画界、音楽界、写真界といった表現活動の芸術的分野でのジェンダーバランスの不均衡が注目され出しました。
ハラスメントの告発も明らかになっています。
「いや、表現する現場は実力本位でしょう」という考え方もあるでしょう。
しかし、じっさいは男性が指導的地位を独占し、作品の評価に偏りが生まれているという現状がわかってきました。
男性が指導的地位の多くを占めているからといって、公平/公正でないとは言えないという考えもあります。
でも、男性ばかりが指導的な立場になっている組織では、無意識のきめつけや偏見が生まれやすいのは事実です。
その結果、女性や性的少数者が活動しにくくなり,多様性の尊重からは遠くなるのです。
「いや、表現する現場は実力本位でしょう」という考え方もあるでしょう。
しかし、じっさいは男性が指導的地位を独占し、作品の評価に偏りが生まれているという現状がわかってきました。
男性が指導的地位の多くを占めているからといって、公平/公正でないとは言えないという考えもあります。
でも、男性ばかりが指導的な立場になっている組織では、無意識のきめつけや偏見が生まれやすいのは事実です。
その結果、女性や性的少数者が活動しにくくなり,多様性の尊重からは遠くなるのです。
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