箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

続く青春時代

2020年04月16日 09時05分00秒 | 教育・子育てあれこれ

「青春」という言葉が一般化したのは、夏目漱石の『三四郎』に、この言葉が登場した頃と言われているようです。

『三四郎』に「考えるには、青春の血が、あまりにも若すぎる』という表現がありました。

「青春」とは、おもに青年期のころと考えられますので、社会人になったり、結婚したりしている人は、青春の時期が終わっていると考えるのがふつうです。

その点で、長い人生から見れば、青春は一瞬といっていいほどです。

私の場合、中学生までは大阪の緑深い所で、高校時代は箕面市で、大学時代は神戸市で、青春の時期を過ごしました。

日本が高度経済成長をとげ、バブル期に向かう時期が学生時代と重なりました。

物質的には、たいへん豊かな、勢いのある時代でした。

商品は種類が豊富になり、街に溢れ出したころでした。

学生が毛皮のコートを着て、外国ブランドのバッグを持ちはじめた頃でした。

お洒落なカフェバーができました。

今思い出して、私の青春時代は一瞬のきらめきだったかもしれません。

しかし、それを留めて、今このように回顧して後世に伝えることで、青春は永遠に色あせない輝きを放つのです。

また、仕事柄、つねに若い中学生のいる所に身を置いていたこともあるでしょう。

若いティーンエイジャーの子に向かいあうと、自分がエネルギーを吸い込み、蓄えます。

全校朝礼で、500名ほどの生徒に対面すると、自分が賦活されるのを自覚しました。

私の青春時代は、今も続いています。







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