自宅の近隣には緑が多く残っています。
年齢がいくほど、自然の中にいることに安堵感を覚えます。
先日、電車の駅を降り、自宅に向かう途中で、小川のせせらぎの音が聞こえてきました。
妙に落ち着くというか、子どものときに聞き慣れたふるさとの音に懐かしさを感じました。
時々緑の中を散歩します。
森や林の中に身を置くと体も心も落ち着きます。
これは副交感神経の活動が上昇するからです。
一方、交感神経はストレスなどを感じるときには高まるのですが、緑の中にいることである程度低下します。
副交感神経や交感神経の反応は体の動きです。
森林を眺めたり、葉と葉が擦れる音、小川のせせらぎ音、木の香りをかぐと五感への刺激から、このような体の反応を得ることができます。
森林の中では、とかく花粉症の大敵とされやすいヒノキや杉の木ですが、その木の香りは、脳の活動を鎮静化させたり、副交感神経の活動を高める効果ぎあると、最新の研究では考えられています。
森林浴でうつ病のような病気を治せるとまではいかないでしょうが、生活の中に自然を取り込むことで、ストレスを減らすことはできるかもしれません。
森林浴や自然の中に身を置くことで、ストレス社会を生きる私たちの五感が刺激され、心身を整えることができます。