子どもは親やおとなよりも年齢が下であるため、「未熟だから」とか「社会の経験がないから」とか「十分な考えができないから」などの理由で、保護されるべき対象となりがちです。
それは、ある程度しかたのないことですし、たしかに保護するべき合理性も認められるところです。
しかし、国連「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)では、子どもはたんに保護されるべき対象ではなく、おとなと同様にひとりの人間として尊重されるべき存在であるとされています。
その点で、子どもは自分の考えや意見を表明し、グループで活動を行う権利をもっています。
子どもの権利については、不登校の児童生徒の増加、理屈に合わない「ブラック校則」、外国につながる子どもの学習・生活の問題、障害のある子どもの学びなど、教育課題は山積しています。
わたしたちおとなは、だれのために学校はあるのかを今一度考えなければなりません。
子どもたちにどんな人になってほしいのか。
子どもたちにどんな社会をつくる人になってほしいのか。
おとなは子どもが権利の主体であることを再認識し、子どもの自主的な活動を高めることはたいへん重要です。
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