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阪急電車の茶色は「マルーン」と言われる独特の色です。
また、電車のシートは高級なものが歴代使われています。ほかの関西私鉄に乗ればその差は歴然としています。
ゴールデンオリーブと言われるシートの表面には、アンゴラヤギの毛が使われています。
さて、今日は鉄道の話題をとりあげます。
3月14日に運行を始めた近鉄の名阪特急、新しい「ひのとり」は、メタリックレッドの外観を誇り、大阪-名古屋間を2時間で結びます。
東海道新幹線が、約47分なので速さではかなわないですが、名阪特急の魅力を上げ、収益を上げ、ブランド力を高めたいそうです。
鉄道ファンなら、心がおどる新型車両を今年は、私鉄もJRも次々と導入するそうです。
なぜいま新型車両なのでしょうか。
人口減など鉄道利用者が減っていく中での増収策だと関係者は言います。
人びとのなかで収入格差が二極化して、なかにはグリーン車以上のサービスを求める人もいるそうで、「もらえるところからはもらう」という会社の方針だそうです。
東海道新幹線も、今年は2003年の品川駅開業以来と言われる変革を遂げます。
のぞみのダイヤが、これまで1時間あたり10本から12本に増強されます。
1時間に12本は、首都圏の通勤電車と大差はありません。
ひかりとこだまに変更はなく、すべて合わせると、1時間に最大で17本の新幹線が走ります。
3分強の間隔での運行という超過密ダイヤになります。
最高時速が270キロの700系を引退させ、新ダイヤでは、すべての列車を最高時速285キロのN700Aにするのです。
車内清掃も、サービスレベルを落とさない範囲で減らし、12分だった清掃時間を10分に縮めたそうです。
こうして、N700Sが7月1日にデビューします。
これ以外にもたくさん新型車両が各線で導入されます。
(本文は、朝日新聞出版『AERA』2020年3月16日号の「今年の’鉄’はお祭り騒ぎ」の記事を引用しています)
新幹線から在来線まで大きな変化が今年はおこるそうです。
私はここまで、便利にする必要があるのかと思います。
このように、科学技術の進歩は留まることがないですが、いくら進歩して発展したとしても、大自然の力の前にはなす術もないのです。
平成以降にたびたび起きるようになった地震、津波、風水害などの大自然の猛威を、私たちは思い知らされたはずです。
少しぐらい遅くたっていいじゃないですか。
揺れたっていい。少し都市圏を離れると、ゆっくり走る列車の車窓からは、大きな平野や田んぼ、ゆったりと流れる河川が見えます。
日本各地には、その田舎で暮らしている人も多くいるのです。
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