箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ゆとりの大切さ

2019年12月05日 08時33分00秒 | 教育・子育てあれこれ








いまは仕事に関して、能力主義・成果主義が主流になっており、その方針で経営を進める企業が多くなっています。

企業間の競争があるので、のんびりしていられないのは確かです。

でも、結果だけを求めるため、メンタルに負担がかかれば、人は何のために生まれたのか、何のための人生なのかという課題に行きあたってしまいます。

競争社会で生きることが好きで、それでモチベーションが上がるという人がいます。

でも、すべての人がそうではありません。結果だけを追求することに疲れたら、自分にあった働き方を探して、ゆるやかな考え方をすると、楽になる人もいます。

人の考え方には、大別して2通りあります。

何ごとにおいても、数字(データ)にこだわり、結果がすべてで結果が出ないとすべてが無駄である、またシロかクロをはっきりしないとダメであると考える。

それに対して、数字(データ)にはあまりこだわらず、結果が出なくても人生が終わるわけではない、シロかクロにとらわれない考え方をする。

ゆとりを持ちやすく、ストレスがかからないのは、後者の方です。

いま中学生である人も、将来は社会に出て活躍する「人財」です。ゆとりがあり、ストレスがあまりかからないような生き方ができる人であってほしいと考えます。





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